レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1アブダビGPでのスポーツマンシップに反する行為をしたドライバーにはポイントを剥奪する可能性があるとしたFIAの警告を疑問視した。ルイス・ハミルトンとライバルのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、369.5ポイントの同点で最終レースに挑む。二人は、先週末のF1サウジアラビアGPを含め、今年何度も衝突している。
そのため、両者リタイアでタイトルが決したセナプロ対決に準えられることがあるが、F1レースディレクターであるマイケル・マシは、通常のレース前のメモに警告を含め、チームとドライバーにFIA国際モータースポーツ競技規則をリマインドし、スポーツマンシップにはインする行為はポイント剥奪の可能性があると警告した。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは「過去数戦でも様々な論争があったと思うし、おそらくこれは認識の問題だ。異なる陣営に異なる認識があると思う」とこの動きに賛成している。「マイケル(マシ)とFIAがFIA国際モータースポーツ競技規則の意味をリマインドしてくれたのはとても良いことであり、誰にとっても良い抑止力になると思う。レースをクリーンに保つだけでなく、何がオンで何がオンではないか、そして、実際、チャンピオンシップのためのレース結果だけでなく、ドライビング基準としても重要になるだろう」しかし、レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、クラッシュで終えるつもりでレースに出場しているわけではないとし、メルセデスがその動きに賛同するのは不利な立場にあるからだと語る。「22戦のなかの1戦だ。このレースとシルバーストン、またはハンガリーとの違いは何か? 一貫性がなければならない。スチュワード、もしくはペナルティに一貫性がなければならない。他の何よりも人々を怒らせるのは矛盾があると認識されたときだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「メモで強調表示された競技規則の一部は常に存在していたものであり、この週末に再導入されたものではない」「誰もこのチャンピオンシップがスチュワードの前やグラベルトラップで決まるのを見たくはない。今年、頻繁にホイール・トゥ・ホイールのバトルをしてきた2人のドライバーが、今週末もそうするのを見たいし、それはチームとして我々、ドライバーとしてマックスが望んでいることだ」「一貫性が必要であり、トトとルイスはレース勝利という不利な点があるため、それを推し進める理由は分かる。だが、クラッシュで終えるつもりでこのレースに出場する人など誰もいない。それについて大きな憶測が飛び交っているが、我々のい焦点をコース上でチャッカーフラッグを受けてそれを勝ち取ることだ」
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