元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、トラックリミットがルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの間のタイトル争いに“論争を招きすぎ”ていると苦言を呈する。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今シーズン、マックス・フェルスタッペンがトラックリミットによって、勝利、ポールポジション、ファステストラップを奪われたとして、F1はアプローチを変更する必要があると訴えている。
F1で7勝を挙げているファン・パブロ・モントーヤは、今年、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの直接対決をF1ファンと同じように楽しんでいるが、常に存在するトラックリミット論争が状況に陰を影を落としていると語る。2021年のF1タイトル争いについてファン・パブロ・モントーヤは「素晴らしいと思う。特に2チームが争っている状況はテレビにとって素晴らしいことだ」とコメント。「ここ数年のF1にはそれが少し欠けていたと思う。レッドブルとメルセデスの2チームがあのように戦っているのはとても楽しかい」「しかし、トラックリミットについては少し物議を醸してすぎだと思う。彼らがランオフなどでトラックをより安全にしようとしていることは分かってるが、適切か、そうではないかを理解してコントロールするのはかなり難しい」「ジャッジメントコールの場合、それは非常に難しい。それに対処しなければならないF1のスチュワードを気の毒に思う」しかし、ファン・パブロ・モントーヤは、トラックリミットのペナルティを受けているレッドブルのフラストレーションは、メルセデスに勝つことをこれまで以上に決心させていると考えている。「レッドブルの怒りのレベルを増加させているだけだと思うので、興奮している」とファン・パブロ・モントーヤは語った。「彼らは本気でメルセデスを叩きのめしたいと思っている。そして、見ている側にとってクールなものにするだけだ」「ご存知のように、マルコは忍耐力のある男ではないし、マックスもそうだとは思わない。彼らが倒せる機会があれば、そうするだろう」しかし、ファン・パブロ・モントーヤは、ルイス・ハミルトンはスキルだけでなく、イモラでのコースオフした後に赤旗が提示されて周回遅れから救われるなどの幸運と結びついており、マックス・フェルスタッペンにとって勝つの厳しい見通しだと考えている。「イモラを見てほしい。彼(ハミルトン)は大きなミスを犯し、レーストラックを離れました」とファン・パブロ・モントーヤは語る。「そして、彼は幸運にもレースに赤旗を出たことで、正しいポジションに戻り、彼はそれらの機会を利用して2位でフィニッシュした」「そのような幸運と才能を兼ね備えているとき、どのようにルイスを倒せばいいのか? それは非常に難しい」