レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1を離れることはホンダにとってためになるだろうと語る。2015年にF1復帰したホンダは、マクラーレンのエンジンパートナーシップが3シーズンで崩壊した後、2018年にレッドブルのジュニアチームのトロロッソであるトロロッソと再出発を図り、その1年後、シニアチームであるレッドブル・レーシングにもF1エンジンの供給を開始した。
レッドブルとのパートナーシップは成功を収め、ホンダのF1エンジンでレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリの両方がグランプリで勝利を収めた。2020年のF1イタリアGPのアルファタウリでのピエール・ガスリーの勝利は、チームの歴史上2回目の勝利となった。しかし、上昇気流に乗ってきた見られた矢先の2020年10月、ホンダは2021年シーズンをもってF1から撤退することを発表した。ホンダがF1から撤退したのは今回が初めてではないが、クリスチャン・ホーナーは今回はもう戻ってくることはないだろうと語る。「ホンダは明らかに、2050年までに完全に持続可能なテクノロジーに集中するためにF1から撤退することにコミットしているので、彼らの会社はそれに非常に集中するだろう」「したがって、ホンダのF1復帰についての議論や話はなかった」「彼らがこの合意に対応し、継続することを許可してくれたことに非常に感謝している。私は競争力のあるエンジンになると確信している」レッドブルは、2022年からホンダのF1パワーユニット技術を引き継ぎ、自社で運用するために新たにレッドブル・パワートレインズというエンジン部門の新会社を設立する。レッドブル・パワートレインズが運用するエンジンは『レッドブル・エンジン』と呼ばれることになる。「バッジに関する限り、それに関して進行中の議論はない」とクリスチャン・ホーナーは語った。「したがって、それはレッドブルエンジンになるだろう」スクーデリア・アルファタウリも、レッドブル・エンジンとしてパワーユニットを稼働させる。「詳細についてはまだ説明していない、そうなると思う。それはレッドブル・エンジンだ」とクリスチャン・ホーナーは続けた。「メルセデスはメルセデスであり、マシンの一部として組み込まれる。したがって、『レッドブル』になるだろう」
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