レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダがF1エンジンで果たした進歩によって、レッドブルとして最高のシャシーを作ることに重点を置くことができるようになったと語る。レッドブルは、2019年からホンダのF1エンジンにスイッチ。マックス・フェルスタッペンが3勝を挙げ、シーズン後半にはメルセデスやフェラーリと勝利を争える立場へと競争力を高めた。
シーズン後半の勢いを考えれば、レッドブル・ホンダは2020年のタイトル候補の一角として期待が高まっており、クリスチャン・ホーナーは、ホンダのF1エンジンがパワー面で果たした進歩によって、レッドブルとして最高のシャーシを作ることに専念できると語る。「我々にとってその挑戦を可能にする大きな要因はパワーユニットだと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。「ホンダは昨年にエンジン導入のたびに素晴らしい仕事をした。彼らはパフォーマンスとパワーを向上させ、メルセデスに非常に近づいているように感じている。したがって、適切なシャーシを生み出すためにチームのシャーシ側に重点を置いている「仕事を成し遂げるためのドライバーがいることはわかっている。今年に向けて、過去5年間よりも早くに優れた準備できていると感じる」レッドブルは、タイトルに挑戦するためには開幕戦から優勝争いに絡めることが必須だと繰り返している。かつてはエイドリアン・ニューウェイがぎりぎりまでデザインを詰めるために遅くに新車をローンチしていたレッドブルだが、近年はシーズン序盤の問題を開発によって後半戦にようやくカバーするという状況が続いている。そのため、今年は新車『RB16』を過去よりも早くにローンチすることを決定。2月12日にシルバーストンでシェイクダウンテストを実施し、2月19日にプレシーズンテストが開始するまでに1週間の問題を解決するための期間を設けた。「近年、エンジンの移行やフロントウイングの変更などの要因があったと思う」とクリスチャン・ホーナーは語っる。「今年、我々は哲学を変更し、今シーズンに向けて本当に早くに進めた。レギュレーションの安定性により、RB16はかなりの部分でRB15のアップグレードと進化であることは明らかだ。弱点に対処し、強みを強化することに重点を置いている」「そういった連続性を考えれば、チームは特にメルセデスと肩を並べられることを熱望している。近年ではチームワークが本当に重要だ。世界記録のピットストップ、戦略を正しくまとめること、そして、もちろん信頼性という点でね」「ホンダは彼らのダイナモで多くの走行距離を走らせている。我々は明らかに彼らと密接に連携しており、エンジンをシャーシに統合している。彼らとは競争のモチベーションと欲求を共有しているし、実際に昨年達成した3つの勝利とそれに付随する他のすべての成果を築き上げている」「彼らは次のステップを果たすことに非常に集中している。5年前から現在までの彼らの位置を考えれば、彼らが達成したターンアラウンドは驚くべきものだった。非常に印象的だ」だが、クリスチャン・ホーナーは、これまで圧倒的な支配を続けてきたメルセデスは、今年もタイトルの最有力候補であることは間違いないと語る。「メルセデスとフェラーリとの戦いに昨年の間に学んだすべての教訓を活用したいと考えている」とクリスチャン・コーナーは語った。「しかし、彼らが現役チャンピオンであることを忘れてはいけない。彼らは有所候補として非常にシーズンに入るだろう」「しかし、ドライバー、そして、技術スタッフ全体にわたるあらゆるエリアの安定によって、我々は昨年の後半に勢いをつけた。今シーズン、彼らと本当に戦うために非常に良い立場にいると思う」