レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2021年以降の新しいコンコルド協定にはまだサインしていないと認める。現在、2021年の新しいF1レギュレーションが発表され、リバティメディアは次のコンコルド協定の交渉を開始。しかし、2021年の参戦チーム、エンジンサプライヤーについては大きな不確実性が残っている。
現時点ではまだコンコルド協定にサインしたチームはないとされていいるが、先週、FIA授賞式が行われたパリでは、リバティ・メディアとメルセデスが秘密裏に話し合いを行ったとも伝えられている。ヘルムート・マルコは「我々はまだサインはしていない」と Kronen Zeitung に語り、レッドブルとトロロッソの2チームがまだ2021年以降の参戦をコミットしていないことを認めた。2021年からは技術規則と競技規則が一新されるだけでなく、予算上限や新たな収益分配モデルが導入されることになっている。F1の最高責任者のポジションにあるチェイス・キャリーは、F1チームたちが“できる限り早く”新しいコンコルド協定にサインをしてくれることを願っていると語る。「いろいろ雑音が聞こえてくるのはこのスポーツにはよくあることだ。だが、我々には何の心配もない」とチェイス・キャリーは Motorsport-Magazine.com にコメント。「もちろん、目標はすべてのチームと関係者全員が可能な限り早くに一緒にやっていくことを決断してくれることだ」「だが、以前にも言ったように、その話し合いはプライベートに行っていくつもりだし、最終期限を定めるつもりもない」