レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年にセバスチャン・ベッテルがレッドブルF1に復帰するとの噂を改めて否定した。F1ベルギーGPからレッドブル・ホンダのドライバーに抜擢されたアレクサンダー・アルボンは、ピエール・ガスリーのシートを引き継ぐことを不安に感じていたことを認めている。
レッドブルのドライバープログラムを設立し、現在も率いているヘルムート・マルコは「このような決定は決して簡単なことではないが、我々は対応しなければならなかった」と Auto Bild にコメント。「アレクサンダーは準備ができていると感じているし、ガスリーはトロロッソで自身を取り戻すはずだ。だが、2020年に関する決定はまだ下されていない」元レッドブルドライバーのダニエル・リカルドは、レッドブルの厳しい決断を支持すると語っている。「ピエールに対して何の反感も持っていないけど、レッドブル・レーシングは彼に6か月を与えた。彼が必要な進歩を示したとは思わない」「レッドブルは多くを期待するし、期待に応えなければある程度の決断を下すことは驚くことではない」バドックの何人かはルノーのシートを喪失することになったニコ・ヒュルケンベルグがレッドブルのシートを望んでいると考えているが、ヒュルケンベルグはハースに移籍する可能性が高いと考えられている。また、ヘルムート・マルコは、フェラーリでプレッシャーに晒されているセバスチャン・ベッテルが2020年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトになる可能性は否定した。「ご存じの通り、セバスチャンは2020年末までフェラーリと契約を結んでいる。だから、今それについて話すのは無意味だ」だが、セバスチャン・ベッテルがF1に疲れ果てているかもしれないと疑っている元トロロッソの株主であるゲルハルト・ベルガーの意見に賛成しているようだ。「彼はフェラーリでチャンピオンになれると確信している」と前置きした上で「唯一の疑問は彼がまだそれを望んでいるかだ」とヘルムート・マルコはコメント。「政治が大きな部分だ。彼はそれに興味がない。だが、フェラーリで目標を達成するためには政治的でなければならないと思う」
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