レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスが“大きなヘマ”をやらかさない限り、マックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンに挑戦することは難しいだろうと考えている。マックス・フェルスタッペンは、過去4戦で他のどのドライバーよりも多くのポイントを獲得しており、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、今やフェルスタッペンがタイトル争いの脅威になったとハンガリーで語っていた。
しかし、クリスチャン・ホーナーは、ランキング首位のルイス・ハミルトンは3位のマックス・フェルスタッペンに対して69ポイントという快適な優位性を築いており、タイトル獲得の望みは現実的なではないだろうと語る。レッドブル・ホンダのタイトル獲得の可能性について質問されたクリスチャン・ホーナーは「ルイスには残り9戦で(ポイント数で)ほぼ3レース分のアドバンテージがある。彼が3レースに出場しないなどということはないだろう」と Autosport にコメント。「そんなことはほぼあり得ない。大きなヘマでもやらかさない限り、メルセデスが今年のチャンピオンシップに勝たないことはないだろう」「我々のシーズン後半の目標は、そのギャップを埋めるのに大きく縮めていくことだ」「ホンダが進歩を続け、クルマのパフォーマンスが向上していけば、2020年に移行する今年は非常に重要な年になる」レッドブル・ホンダは困難なシーズンスタートを迎えたが、クリスチャン・ホーナーは、F1オーストリアGPで導入されたアップデートがRB15のバランスを改善し、ドライバーに自信を与え、それ以降、レッドブル・ホンダのマシンはの急速に進歩していると述べた。「冬の間に行われたレギュレーション変更は、我々のフロントウィングの働かせ方を間違いなく傷つけたと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。「だが、チームが理解を深め、これらの新しいレギュレーションをよりうまく生かせるようになったし、我々はマシンのバランスと特性を取り戻すことができたと思う」「もちろん、それはタイヤ構造の変更とも組み合わされ、冬の間、これらの2つの要素はシャーシ側に非常に大きな打撃与えた」「だが、ここ数ヶ月で本当に良い進歩を遂げたと思う。シーズン後半に見られる開発では、それを開発し続けていくべき良い開発の流れができたと思う」
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