レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンとレッドブルとの契約解除条項について心配していないと語る。F1オーストリアGPの週末、フェルスタッペンと彼のマネジメント、そして、ヘルムート・マルコはチーム離脱が可能になるパフォーマンス条項の存在を認めており、今シーズン限りでのレッドブル・ホンダ離脱が大きな話題となった。
しかし、決勝でのマックス・フェルスタッペンのセンセーショナルな勝利とレッドブル・ホンダのパフォーマンスの向上はそのストーリーを少し沈静化させた。Auto Bild は、マックス・フェルスタッペンが8月の夏休みまでにドライバーズ選手権で3位以内にいることができない場合に限り、その条項が有効になると推測してる。現時点でマックス・フェルスタッペンは、4位のセバスチャン・ベッテルに3ポイント差をつけてドライバーズ選手権3位に位置している。レッドブルのドライバー陣をまとめるヘルムート・マルコは「パフォーマンスに関連したものだ。今は心配はしていない」とコメント。レッドブルは、マックス・フェルスタッペンに完全に競争できるクルマを与える必要があると認めるが、フェルスタッペンをチームにキープし続けたいと思っていることを明らかにしている。「2015年に新たしいアイルトン・セナが登場すると言ったとき、それについて批判する専門家がいた。でも、今では誰も批判しない」とヘルムート・マルコはコメント。「日曜日の勝利は重要なステップだった。マックスは我々とホンダが何を持っているかを知っている。それにホンダの人々が彼らに何ができるかを示してきた」「今シーズン初めて、彼らが新しい、よりアグレッシブなエンジンソフトウエアを使用したことは我々にとって大きな一歩だった。そして、モンツァではエンジン面でまた新たなステップを果たす」「我々も全てのレースでシャシー側を改善させている。だから今は他が下降したときに我々がそこにいると自信を持って言うことができる」
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