レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、F1オーストリアGPでマックス・フェルスタッペンのマシンにのみアップグレーッドを投入していたことを認めた。マックス・フェルスタッペンは、F1オーストリアGPの予選で3番グリッドを獲得。2番グリッドからスタートした決勝ではオープニングラップで順位を落としも、そこからセンセーショナルが逆転優勝を果たした。
チームメイトのピエール・ガスリーは、予選を9番手、決勝では周回遅れの7位と完全にマックス・フェルスタッペンの影に隠れた週末となった。一部報道では、マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPまでに勝利を挙げることができなければ、レッドブルとの契約を解消できるパフォーマンス条項が持ち込まれているとされており、レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコ、そして、フェルスタッペンのマネージャーもその存在を認めていた。エイドリアン・ニューウェイは、マックス・フェルスタッペンのRB15には新しいフロントウイングを含めた多数の新しいパーツが搭載されていたことを明らかにし、レッドブル・リンクでの際立ったパフォーマンスはそのアップデートによるものであることを示唆した。「我々はフランス後に再びアップグレードを見直した」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。「クルマを良くみてみてほしい。新しいパーツはすべてマックスのクルマにだけにしか搭載されていない」