レッドブルは、F1シンガポールGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが4位、マーク・ウェバーはリタイアだった。2番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルは、スタートでひとつポジションを落としたが、ロズベルグにオライブスルーペナルティが科せられたため、最終スティントまで2位表彰台を狙えるポジションにいた。だが、2回目のピッツストップの際に速度違反を犯したとしてドライブスルーペナルティが下され、大きく順位を落とす。
しかし、後方に落ち、さらには右のミラーステーとディフューザーを破損させ、ブレーキにも問題を抱えたベッテルだが、最後までレースを諦めず、見事4位でレースをフィニッシュ。チャンピオンシップへの夢を繋げた。4番グリッドからスタートしたウェバーは、序盤にコースオフしてアロンソをオーバーテイクしたとして、アロンソを前に行かせなければならなかったが、不運にもその間にいたティモ・グロックにも順位を譲らなければならなかった。その後、中団でのレースが続いたウェバーだが、最終スティントでブレーキが壊れてクラッシュ。ノーポイントでレースを終え、チャンピオン争いからは脱落した。セバスチャン・ベッテル (4位)「スタートはトラックの汚れた側からだったので良くなかったけど、レースはドライブスルーを受けるまでかなり良かった。その時点でプッシュする理由はなかったので、なぜペナルティを受けたのは少し疑問が残る。ルイスは僕より長く留まっていたからピットストップで彼を追い抜けないとわかっていたので、ラジオでそれを聞いた時は驚いたよ。ブレーキが限界にきていたので、いつもより早めに抜いていたし、トラフィックの中にいたときはもっとスムーズにブレーキングした。再びプッシュできるようになるまで、ブレーキを冷やすために少しスピードを落とさなければならないときもあった。ずっとクルマに耳を傾けなければならなかった。チャンピオンシップに関しては、長年いろんな終わり方があるというたくさんの例を歴史が示していると思う。次のレースでの僕たちのアプローチはシンプルだ。ポールポジションを狙って、優勝を狙う。とても簡単なことさ」マーク・ウェバー (リタイア)「ブレーキ問題の疑いがあったので、ピットストップのときに目で見てチェックしてもらった。続けられそうに思ったけど、そのあと壊れてしまいリタイアした。みんな出来る限りのことをしてくれた。故障によるリタイアはしばらくなかったので残念だ。1周目はみんながストリートサーキットで期待しているような、かなり積極的に行った。ターン7で少しフェルナンドと争って、僕たちは二人ともワイドになった、9周後、フェルナンドを先に行かせなければならなかったけど、残念なことにグロックが真ん中にいたので、二人とも行かせなければならなかった。そこから僕のペースはかなり妥協を強いられた。事故は50/50だと思ったけど、スチュワードは僕がフェルナンドとグロックを行かせなければならないと決定したので、最初のスティントでの懸命な働きを失ってしまった。厳しいペナルティだと思う。キミがスパで似たようなことをしていたけど、ペナルティを免れた。今週末はガレージのみんなに感謝したい。彼らは凄かったし、それが僕たちがコンストラクターズチャンピオンシップで2位にいる理由だ。今年僕たちが最高記録でフィニッシュできることを祈っている」F1シンガポールGP結果:F1シンガポールGP:ルイス・ハミルトンが今季2勝目!グロックが2位!