レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1が2021年に導入を計画している予算制限はまだ全チームが同意するには程遠い状況だと語る。先週、2019年の最初のF1ストラテジーグループの会議がジュネーブで開催され、フェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンが、予算制限に関するFIAとリバティメディアの提案に同意したという。
FIAとリバティメディアは、2021年に1億8500万ドルを上限とし、2022年には1億6000万ドル、さらに2023年には1億3500万ドルへと上限を減少させることを計画しているという。しかし、ヘルムート・マルコは「まだ合意からは程遠い」と Auto Bild にコメント。「基本的に我々もフェラーリやメルセデスとともに金額に関しては合意している。だが、他のチームたちは依然として非常に批判的だ」「それにレーシングチームのどの部門がこの予算制限に該当するのかということについて話し合う必要もある。まだ何も明確にはなっていない」さらに、ヘルムート・マルコは、特にフェラーリやメルセデスのような大規模な自動車メーカーのワークスチームが予算制限を適正に守っているかどうかをどうやってチェックするのかについては不透明な部分が多いと付け加えた。「それを監督するのは非常に難しいことだ。どのコンピューターが自動車会社のために使われており、どれがF1チームのために使われているのかなどどうやって知ることができる?」
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