レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マクラーレンのストフェル・バンドーンを2019年のトロロッソ・ホンダのドライバー候補から完全除外。“F1で走るだけの速さはない”と一刀両断した。マクラーレンは、2019年のドライバーとしてストフェル・バンドーンに代えてランド・ノリスを起用することを決定。ストフェル・バンドーンは、2019年のF1シートを確保できない状態が続いている。
ストフェル・バンドーンの放出を決定したマクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、バンドーンの速さを評価しており、トロロッソはストフェル・バンドーンとの契約を検討するべきだと余計なコメントをしていた。しかし、ヘルムート・マルコは、ストフェル・バンドーンにはF1で成功できるほどの才能はないと考えており、トロロッソ・ホンダでの起用を完全否定した。「我々がストフェルを起用することはないだろう」とヘルムート・マルコは RTBF にコメント。「私は彼はF1で走るほどの速さはないと思ってる!」ストフェル・バンドーン自身もトロロッソ・ホンダのシートを獲得する可能性はないと認めている。「もちろん、彼らとも連絡を取っている。彼らは彼らの状況についてとても正直に話してくれたし、自分がどのような立場にいるかがすぐにわかった」とストフェル・バンドーンはコメント。「彼らは僕を待たせ続けるようなことはしないし、選択肢ではないと認識している。僕にとってそれはかなり明白だった」 その一方で、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ストフェル・バンドーンを評価しており、ワークス参戦するフォーミュラEで起用する可能性を示唆している。「私はずっとストフェルを気に入っていた。ジュニアカテゴリーでは卓越していた」とトト・ヴォルフはコメント。「今後、なぜ彼がF1でうまくいかなかったかを理解しなければならない。しかし、まもなく彼についてニュースがあるかもしれない」「彼のキャラクターとスピードはメルセデスでとてもうまくいくともう。だが、もう少し様子を見てみなければならない」メルセデスは、2018/19シーズンからドイツのHWAを通じいてフォーミュラEに参戦。HWAは10月8日にドライバーを発表する予定であり、1人のドライバーはメルセデスの契約ドライバーであるゲイリー・パフェットを起用すると予想されている。