レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダF1とのパートナーシップがレッドブルのF1における将来を決めることになると発言。成功を信じてはいるが、2021年までにレースとタイトルに結びつかなければ、F1を撤退することになるだろうと述べた。レッドブル・レーシングは、セバスチャン・ベッテルと2010年から2013年までタイトルを4連覇し、F1の“ビッグ3チーム”として数えられているが、F1がパワーユニット時代に突入した2014年以降はタイトル争いに加われていない。
レッドブル・レーシングは、今シーズン限りでルノーとのパートナーシップを解消し、2019年からはホンダのF1パワーユニットを搭載。ヘルムート・マルコは、ホンダとのパートナーシップはレッドブルにとって最後の賭けであり、うまく行かなかった場合にはF1を離れることになるだろうと示唆した。「今後数年、ホンダと素晴らしい協力関係を築いていけることを嬉しく思っている。何らかの理由で協力関係が期待通りに機能しなければ、レッドブルはF1を離れることになるだろう」とヘルムート・マルコは Speedweek にコメント。ホンダは、2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰してからの数年間でパフォーマンス不足と信頼性トラブルによって評判が損なわれてきた。2017年にマクラーレンからパートナーシップを解消された際、ホンダはパワーユニットを供給するチームがなくF1を離れざるを得ない状況に陥ったが、新たにトロロッソをパートナーに迎えて挽回を図っている。「ホンダとのパートナーシップは、ここまでトロロッソとで非常にうまくいっている。2019年にはレッドブル・レーシングと協力して取り組みを続けていく。2019年にはルノーを超えるだろう」「マクラーレンとの惨事の後、ホンダは2017年末にF1から離れる目前だった。我々はホンダと集中的な会話をして、彼らが我々と仕事を再開できることを説得しなければならなかった」ヘルムート・マルコは、日本のホンダF1の研究開発リソースのクオリティはライバルの“誰にも匹敵できない”ほど優れていると語ってる。「ホンダは、完全にコミットし、人材と技術リソースがあり、我々をナンバー1チームとしてみなしてくれるパートナーだ。来年、ホンダははるかに多くの努力を注いでくれるだろう。彼らにはさくらに他の誰も匹敵できない開発センターがある」「我々はホンダに対してマクラーレンとは異なるアプローチをしている。彼らはエンジンの外観や発電セットの設置場所をほど決定していた。我々は純粋に彼らに最高のエンジンを構築するように言っており、それをなんとかシャシーに収容しようとしている。我々はすべてを一緒に話し合いながら進めている」