レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ルノーの“Cスペック”エンジンを期待通りのパフォーマンスを届けており、F1イタリアGPの残りの週末でダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの両方で走らせると述べた。ダニエル・リカルドは、金曜フリー走行からルノーの新スペックエンジンを搭載。年間使用数を超えたため、決勝は最後列に降格することが決定している。
ダニエル・リカルドの金曜日のデータを検証した閣下、レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンにも“Cスペック”エンジンを投入。フェルスタッペンはまだ3基目であるため、ペナルティを受けずにレースに出走することができる。また、ルノーのCスペックは、ダイナモ上でルノーが使用するカストロールの燃料よりもレッドブルが使用するエクソンモービルで優れたパフォーマンスを発揮したとされている。ワークスルノーは、信頼性の懸念のため新スペックの投入を見送っている。クリスチャン・ホーナーは「予想していたものが届けられたように思う。それは励みになることだ」と Autosport にコメント。「残りの週末もクリーンに走ってくれることを願っている」「我々の燃料では、ルノーの燃料であったと思われる問題はないようだ」「潜在的なアドバンテージがあるのであれば、当然ながらそれを求めなければならない」ルノーF1のシリル・アビテブールは、新スペックに潜む信頼性のリスクを強調し、故障した場合にレッドブルのマネジメントからさらなる批判がないよう念を押している。「信頼性と競争力のあるエンジンを供給する最高の方法だ。手に入れられるパフォーマンスがあるのなら、当然、そこに関連するリスクを考慮にいれて、我々はそれを求める」レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコもルノーの懸念を軽視している。「彼らはBスペックのリスクについて我々に話していなかったが、リスクはあった」とヘルムート・マルコはコメント。「改善している。ここまでのところはいい感じだ」クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが2018年にさらなるペナルティを受ける可能性があることを認める。「二人ともシーズン終了までに少なくとも1回はさらにグリッド降格を受けることになるのは確かだろう」一方、前日のFP2で大クラッシュを喫したマーカス・エリクソンも新たなICE(内燃機関)を投入。4基目のICEとなり、10グリッド降格ペナルティを受ける。