レッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドのMGU-Kのパーツを交換したが、それによるペナルティは発生しないことが確認された。ダニエル・リカルドは今年すでに2基のMGU-Kを仕様しており、3基目を投入した場合は10グリッド降格ペナルティが科せられる。レッドブル・レーシングはリカルドのペナルティを避けるために今週末は1基目の古いMGU-Kを使用している。
FIAは8日(金)、レッドブルがダニエル・リカルドのMGU-Kのトランスミッション構成部品を新しいものに交換したことを確認。これはFIAの検査シールのひとつを破ることになるが、このパーツの交換は技術規約の付則2の13項でペナルティを受けずに交換することが許可されている。今週末、ダニエル・リカルドは、ルノーの“Bスペック”パワーユニットのアップグレードパッケージの一部として新しいエンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを搭載している。しかし、金曜フリー走行では両方のセッションで新しいパーツのインストールに関連した問題で時間を失った。「午前中に問題が発生して、昼休みにそれを修復しようとしたけど、改善しなかった」とダニエル・リカルドはコメント。「僕たちはそれを修復しなければならなかった。最後は少し良くなったけど、いくつか改善することができた」チームメイトのマックス・フェルスタッペンは今週末にむけてギアボックスを交換したが、モナコで以前のギアボックスを交換しなければならなかったため、ペナルティを科せられない。また、セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネン、セルジオ・ペレス、ランス・ストロール、カルロス・サインツ、フェルナンド・アロンソ、シャルル・ルクレールは1基目のギアボックスが6レース連続で使用する義務を満たしたため、ペナルティなく新品のギアボックスを搭載している。