レッドブル・レーシングは、F1スペインGPで2018年F1マシン『RB14』にドライバーのダニエル・リカルド曰く“かなりクレイジー”なアップデートを投入してきた。ヨーロッパラウンドの初戦となるF1スペインGPには伝統的にほぼ全てのF1チームが見た目にもインパクトを与える大幅なアップグレードを投入する。
今年も例外ではなく、マクラーレンは奇抜な新型ノーズを含めた“Bスペック”ともいえる空力パッケージ、フェラーリはヘイローに装着したバックミラーを含めた目を引くアップデートを投入している。それらに負けずとも劣らないのがレッドブルのバージボード周りだ。バージボードの上部には大型のフラップが追加され、フロアから伸びたサイドのフラップと一体化。サイドポッドにも上下に大きなフラップが追加され、前から見ると空気の流れが3段構成となっている。バージボード下とフロア、そして、マシンサイドのフェアリングも複雑化しており、多数の羽で構成されている。ダニエル・リカルドは、今回のアップデートの効果には慎重な姿勢を見せつつも、少なくともマシンのルックス、特にバージボード周りの激しさは人々を驚かせると確信していると語る。「常に大きな数字を耳にしているし、その量のゲインを得ようとしているけど、投入が近づけば近づくほど、現実はそれほど楽観的ではなくなるように思う」とコメント。「クルマは速くなるだろう。でも、『他チームに挑戦するには十分だろうか?』と考える。ルックスはクレイジーだ。サイドポッドで多くのものを目にするだろうし、かなりクレイジーな見た目になるよ」「もし速くなかったとしても、少なくともルックスはクールなものになるだろう」関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
全文を読む