レッドブルは、F1トルコGPの決勝レースで、マーク・ウェバーが2位、セバスチャン・ベッテルは3位だった。ポールポジションからスタートしたベッテルだったが、1周目のターン9でワイドになってしまい、ジェンソン・バトンの先行を許してしまう。一方、4番グリッドからスタートしたマーク・ウェバーは、3番手にポジションをあげてベッテルを追いかける。
3ストップ戦略をとったベッテルだったが、第2スティントでバトンの後ろでタイムをロスしてしまい戦略が機能せず、結果としてピットストップでウェバーにも前に出られてしまった。マーク・ウェバー (2位)「良いレースだった。第1スティントで粘らなければならないことは分かっていた。とてもうまくいって1周長く走ることができ、燃料をセーブすることができたおかげでタイムを稼ぐことができた。セバスチャンの戦略も知っていたし、表彰台フィニッシュに近いということも分かっていた。セバスチャンもぼくも1位は無理だということが分かっていたので、問題は誰がジェンソンの後ろでフィニッシュするかということだった。ジェンソンは別の惑星レベルだったよ!第2スティントが重要だったので、本当に激しくプッシュしなければならなかった。対戦相手が異なる戦略の場合は、ピットストップが終わるまでは相手の場所がほとんど分からないのだが、ぼくたちの場合はうまくいった。ぼくのエンジニアが何が起きているかを常に知らせてくれていた。第2スティントが良かったので、ピットストップでセバスチャンを抜くことができた。最後はエンジンの回転数を落としてフィニッシュまで走り続けた」 セバスチャン・ベッテル (3位)「スタートはまあまあでトップを守ることができたが、1周目のターン9とターン10でクルマのコントロールを失いそうになった。ぼくのミスだ。あそこは本当に難しくて、次の周回でも同じことをやりそうになった。かなりトリッキーだったが、あれがなくても大して変わらなかったと思う。今日はジェンソンが速すぎた。その後、2ストップに戦略が変わるかと思ったが、変わらなかった。第2スティントは重い燃料のジェンソンの後ろで捕まって、それでマークに抜かれてしまった。しかし、チームにとっては良いリザルトだった。2位と3位だったので、満足な結果と言って良いだろう」 クリスチャン・ホーナー (レッドブル チーム代表)「今日は良いリザルトだった。2位と3位でのフィニッシュでコンストラクターズ・チャンピオンシップのポイントを稼ぐことができた。今日はマークが非常に力強いレース展開を見せ、ひとつのミスもなく2位で完走した。セバスチャンは良いスタートを切り1周目をリードしたが、残念ながらミスを犯しジェンソンに抜かれてしまった。ジェンソンに挑むには3ストップ戦略しかチャンスはなかったので、3ストップを選択した。第2スティントでジェンソンを抜けるか否かは我々次第だったが、残念ながら今日のセバスチャンには無理だった。ロスタイムは2位と3位の差に出た」ファブリス・ロム (ルノー・プリンシパルエンジニア)「今日も複雑な気分だ。2位と3位の14ポイント獲得で、チームとしてはとても良いリザルトだった。今日のブラウンの獲得ポイントを4ポイントも上回った。マークはとても力強いレースだったし、セバスチャンも良いレースを戦ったが、ジェンソンのスピードには追いつけなかった。今日の彼の優勝は当然だ。ジェンソンが速く優勝した、それ以外はコメントのしようがない」関連:F1トルコGP:ジェンソン・バトンが今季6勝目
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