レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2014年のタイトルはメルセデス勢の戦いになると考えており、なかでもワークスチームのメルセデスは、メルボルンで2周差をつけて勝つかもしれないと予想する。「ニコとルイスの二人が優勝候補だ。昨シーズン、彼らは平等なペアだったし、序盤を予測すれば彼らの間での戦いになるだろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。
「彼らは他のメルセデスを搭載したチームにバトルを仕掛けられるだろうし、それらが鎮まることはないだろう」「メルセデスのレースシミュレーションを見れば、彼らがメルボルンで全員に2周差をつけてフィニッシュしても驚きではないだろう。彼らには大きなアドバンテージがある」「ルイスについて我々が知っているのは、彼は非常に優秀で持って生まれた速さがあるということだ。彼は良いチームにいるし、彼はおそらくシーズンで優勝候補になっていくだろう」「メルセデスを搭載するチームも良い状態にあると思う。我々は、どうだろうね」とクリスチャン・ホーナーは笑いながら述べた。「去年よりも高いレベルの優勢を見ることになるかもしれない」クリスチャン・ホーナーは、奮闘しているルノーのパワーユニットを搭載するRB10でのレッドブルの可能性を確信してはいないように聞こえるが、レッドブルは今シーズンを捨ててはいない。「人々が我々を切り捨てたとしてお、それは彼らのチョイスだ」クリスチャン・ホーナーは、2014年に“かなり急な山”を登ることになるが“挑戦していく”と主張。だが、現時点でのレッドブルのポジションは良くないと認めた。危機的な状況の責任の多くはルノーに向けられているが、デザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、レッドブルはもっと賢くやれたかもしれないと認める。「振り返れば、序盤に新車に全てのパワーを集中した方が賢かっただろう。8月の時点では誰も我々が2013年末までにあれほどリードしているとは思えなかった」だが、レッドブルの優勢が終わることについて安堵の声も聞かれる。ルイス・ハミルトンは「いろんな国で『昔はF1を観ていたけど、もう観ていない』と言う異なる国に会っていたよ」と述べた。マクラーレンのジェンソン・バトンは、レッドブルの苦戦はF1にとって良いことだと同意する。「そのように考えるのは悲しいことだけど、そうなっている。彼らはあまりに強すぎた」とジェンソン・バトンは述べた。だが、クリスチャン・ホーナーは、メルセデスのアドバンテージによって、2014年は退屈になるだろうと考えている。「プレシーズンテストで見たものを基に考えれば、彼らがメルボルンでライバルに2周差をつけてフィニッシュしても驚きではないだろう。「彼らはより多く投資をし、より早くに投資をしていた。彼らは自分自身で良いポジションを得た」クリスチャン・ホーナーは、2014年は“パワーユニット”が非常に重要だと主張。レッドブルは、ライバルのメルセデスやフェラーリと比較してわずかに不利だと述べた。「シャシーとエンジンを分けて考えれば、我々のチームはメルセデスやフェラーリとは明らかにことなる」レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツでさえ、2014年に順位表で上位勢の顔ぶれが変わるのは、F1に歓迎されると考えている。「私の中に二つの心臓が動いている」とディートリッヒ・マテシッツは DPA通信 にコメント。「ファンとしては再びよりエキサイティングになるのは嬉しいことだ。おそらく我々の優勢は終わった」ディートリッヒ・マテシッツは、セバスチャン・ベッテルが、グリッドの新しいポジションに対処できると考えている。「彼が現在の状況への対処に問題を抱えているとは思わない。全チームと同じように彼はチャレンジを受け入れている」セバスチャン・ベッテルも「近年、僕たちは大きな成功を収めたし、多くのものを達成した。でも、それがそうは続かないことは常にわかっていた」