ビザ・キャッシュアップRBのチーム代表を務めるローラン・メキースが、2024年F1マイアミGPの週末を総括。決勝で7位入賞を果たした角田裕毅を称賛した。マイアミに空力アップデートを持ち込んだRBは、スプリントでダニエル・リカルドが4位、角田裕毅が8位とダブル入賞。本予選では、リカルドはQ1敗退となったものの、角田裕毅が今シーズン4回目のQ3進出を果たして10番グリッドを確保した。
決勝での角田裕毅は落ち着いたレースクラフトを見せ、ミディアムでの第1スティントを延ばす戦略が奏功し、29周目にローガン・サージェント(ウィリアムズ)のクラッシュでセーフティカーが入ったタイミングでピットインし、メルセデスの2台の前の8番手でコースに復帰する。その後、ルイス・ハミルトンには抜かれるも、角田裕毅はもう1台のメルセデスであるジョージ・ラッセルを抑え切り、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がダメージを負ってポイント争いから離脱したことで7位でフィニッシュ。6ポイントを獲得した。「今年で3年目を迎えるマイアミGPは素晴らしいイベントとしての地位を確立しており、アメリカにおけるこのスポーツの人気は目覚ましい成長を続けている。マイアミでは、エキサイティングなトラックアクションに加えて、さまざまなショーやコンサート、イベントがファンを楽しませてくれる。我々は、ファンから好評を得たワンオフのカラーリングでこのシーンに貢献することを楽しんだ」とローラン・メキースは語った。「我々はいくつかのアップデートを用意してここに来たが、そららは期待に応えてくれた。ドライバーたちは、昨日のスプリントレースの終わりにダニエルが4位、裕毅が8位と、マシンのパフォーマンスを引き出すために大きな役割を果たした。チームにとって素晴らしい結果だった。ファエンツァとビスターのみんなには、パフォーマンスのために努力し続けてくれたことに改めて感謝したい」「特に、ダニエルが絶好調を取り戻し、私たちが常に持っているスキルと決意を発揮してくれたことは喜ばしい。残念ながら、今日は20番手から劣勢でスタートした。第2スティントではトラフィックに引っかかって順位を上げることができず、15位甘んじざるを得なかった」「裕毅については、今シーズン6戦中4回目のQ3進出は、彼がいかに安定したパフォーマンスを発揮しているかを示すもので、今日は10番グリッドから7位まで、インテリジェントかつアグレッシブな超高速ドライブを披露し、その成熟ぶりを証明した。素晴らしい仕事だ!」「次は、ファエンツァの本社から車で20kmのイモラでのホームレースだ。ファクトリースタッフはもちろんのこと、ホームの観客の応援がチームにさらなる活力を与えてくれる。昨年のエミリア・ロマーニャGPがキャンセルされたこともあり、とても楽しみにしている。この勢いを維持してポイントを獲得し続けたい」
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