ビザ・キャッシュアップRBの車両パフォーマンス責任者であるギヨーム・デゾトゥーが、2024年F1第2戦サウジアラビアGPの予選を振り返った。RBは先週と同じような予選結果となり、リカルドは再び14番グリッド。角田はチームメイトを再び上回ったが、今回は11番手ではなくQ3に進出し、ストロールのアストンマーティンをアウトクォリファイした。しかし明日は、フェラーリが後ろから追い上げてくるかもしれない。
「木曜日の夜、テレメトリーデータを分析し、シミュレーターでセットアップの変更をテストするなど、忙しい時間を過ごした。ミッドフィールドが非常にタイトになることは分かっていたので、クルマのバランスをうまく整えてクリーンなラップを達成できるかどうかで、予選結果が大きく変わってくる可能性があった。3回目のフリー走行は両車とも一晩で行ったセットアップ変更を確認する目的でミディアムタイヤでスタートしたが、路面状況は少し異なっていた。その後、セッションの終盤はソフトタイヤに集中してクルマの挙動を評価した」とギヨーム・デゾトゥーはコメント。「予選セッションは裕毅にとって非常にうまくいき、なんとかQ3に進出し、ストロールに先んじて9番手を確保した。マシンはセッション全体を通じて一貫性を感じており、シングルラップに集中し、良好なトラフィックウィンドウを取得し、トラックの進化にバランスを適応させるという我々の計画は非常にうまくいった」「ダニエルは余裕を持ってQ2に進出したが、残念ながらQ3に進むことはできなかった。彼にとってラップを組み立てるのはより困難に見えたし、ターン4のようないくつかのコーナーは難しかったが、それは我々がもっと理解する必要があることだ」「今夜、我々はレースで最も可能性の高いシナリオを定義するための戦略シミュレーションに取り組む。我々のすぐ前の車の方が若干速いが、ジェッダでは波乱に富んだレースができることを知っており、我々の目標はここでシーズン初ポイントを獲得することだ」