キミ・ライコネンが、2024年F1イタリアGPでザウバーのガレージを訪問。3年ぶりにパドックに戻ってきた。バルテリ・ボッタスと周冠宇は、ザウバーのパッケージにかなり苦戦している。周冠宇は開幕戦バーレーンGPでチーム最高位の11位を獲得したが、ボッタスは13位以内に入ったのは2回だけだ。
コース上での状況は悲惨なものとなっているが、ザウバーはアウディの名称のもとで未来を築くべく、コース外での躍進を続けている。マティア・ビノットがチームのCOO兼CTOとしてF1に復帰し、レッドブルから移籍したジョナサン・ウィートリーのもとでアウディを構築することが期待されている。そして、イタリアグランプリでは、ザウバーに元ドライバーであり2007年のワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンがサプライズ訪問した。モンツァのザウバーのガレージで目撃されたキミ・ライコネンモンツァでのFP3中にSky Sports F1でピットレーン・レポーターのテッド・クラビッツは、2021年以来初めてキミ・ライコネンがF1パドックに姿を見せた理由を説明した。キミ・ライコネンはザウバーで2度異なる時期を過ごした。44歳のライコネンは2001年に同チームでデビューを果たし、その後マクラーレン、ロータス、フェラーリでレースをした後、2019年にアルファロメオを冠していたチームに復帰した。そこで彼は輝かしいキャリアの最後の3年間を過ごし、2021年に引退した。キミ・ライコネンは引退以来、F1パドックで目撃されることはほとんどなかった。フェラーリで一緒に働いていたビノットと話しているところを目撃されたため、クラビッツはライコネンがモンツァで驚きの登場をした理由を説明した。「ザウバーでは、かなり興味深い場面や懐かしい場面が見られる。かつてチームが強かった時代を支えたペーター・ザウバー、アウディへの移行で再び強くなることを目指す現在のチームを率いるマッティア・ビノット、そしてキミ・ライコネンだ。彼は何をしているのか?」「一度引退した後は、ほとんど見かけない。ドライバー復帰を考えているわけでも、チームのマネジメントに就きたいわけでもない。なぜなら、それはドライバー時代に金をもらってまでやりたくないことだったからだ」「ザウバーのスポンサーの1社と関係があるからここにいる。もう半分は、他のみんなと同じようにモンツァの魔法を楽しんでいるからだ」2025年には誰がザウバーのドライバーとして走るのだろうか?スイスのチームは、運命を好転させようと必死だ。2026年のアウディ時代が近づくにつれ、ザウバーの状況が懸念される。ドイツのメーカーはすでにニコ・ヒュルケンベルグと複数年契約を結び、アウディのワークスドライバーとして迎え入れ、契約切れの現ドライバーであるボッタスと周冠宇とともにチームメイトを探すことになっている。前者はアウディの選択肢のひとつとして候補から外れているわけではないようだが、ボッタスの契約条件によってはガブリエル・ボルトレトがシートを獲得する可能性もある。リアム・ローソンも空席のシートを狙う候補の一人として挙げられている。将来は期待が持てるが、現在のチームの状況は非常に厳しい。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿