元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、キミ・ライコネンは、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、マックス・フェルスタッペンといったF1のトップドライバーの器ではないと語る。キミ・ライコネンは、マクラーレン時代に多くのファンの心を捕らえた。アグレッシブなレース展開で流行を生み出し、2007年にはフェラーリとともにF1ワールドチャンピオンを獲得した。
だが、その後パフォーマンスはしばしば期待外れなものであり、フェラーリの2シーズン目にはセバスチャン・ベッテルに大差をつけられている。長年マクラーレンのテストドライバーを務め、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトンというトッププレイヤーを仕事をしたペドロ・デ・ラ・ロサは、ライコネンは彼らと同じレベルではなかったと語る。「ルイスとフェルナンドは、ベッテルやライコネンとは異なる能力を持っている。彼らに多くの敬意を払っているが、例えば、フェルナンドとルイスを見れば、彼らが何ができるかがわかる。僕は彼らとマシンを共有していた。キミともね」とペドロ・デ・ラ・ロサは語る。「僕は彼らがどれだけ優れているかを知っている。信頼してほしいのは、ルイスとフェルナンドは非常に特別なドライバーだということだ。あのような才能を持ったドライバーをF1で毎年見られるわけではない。5年や10年ごとに現れる。フェルナンド、ルイス、あるいはマックスのようなね」ペドロ・デ・ラ・ロサによると、キミ・ライコネンにはそのようなドライバーに対して大きな制限があるという。「キミはとても速いし、もちろん、彼はチャンピオンだ。でも、それはマシンが彼が望んだとおりに走ってくれる場合に限られる。マシンは非常にシャープなフロントを持っていなければならない。そうでなければ、対応できない。そこがフェルナンドとの違いだ。彼はどんなマシンでも速く走ることができる。アンダーステア、オーバーステアに関わらず、非常に速く走る。そのようなドライバーはすぐに対応できる」「キミに関しては、マシンが彼にとって完璧でなければならない。そうでなければ、彼はマシンに適応できない。2005年と2006年のミシュランタイヤは彼に完璧にフィットしていた。マシンのフロントは非常に強力だった。モントーヤと僕は適応できなかったけど、そのマシンはキミにぴったり合っていた。彼は本当に速かったけど、フェラーリに移籍し、チームはブリヂストンを走らせていた。彼は予選でマッサに負けていた」