キミ・ライコネンは、シーズン末にフェラーリを離れる可能性を初めて認めた。以前“フェラーリが最後のF1チーム”と語っていたため、WRCへの転向が噂されるキミ・ライコネンだが、何があってもF1に留まると述べた。「何らかの理由で来シーズン、フェラーリにいなくても、パドックの他のチームのシートに座っているだろう。問題ではない。他のチームが僕をほしがっている」とライコネンは“Daily Telegraph”に語った。
ライコネンのこのコメントは、フェラーリがフェルナンド・アロンソと契約を結んでいるため、現在契約を結んでいるライコネンかフェリペ・マッサのどちらかがフェラーリを去る必要があるとの推測に合致する。フェラーリとライコネンが友好的に別れる可能性もあるとみられているが、両者は来季の契約を結んでおり、ライコネンの来年の年俸4,500万ドル(約42億)の損失をフェラーリは被ることになるだろう。「引退するにはまだ若い。来シーズンもフェラーリと契約がある。来シーズン、レースをしたくなかったら契約は結ばなかった」フェルナンド・アロンソがルノーを離れることでルノーに空席ができるが、ヘイキ・コバライネンの放出を考えているマクラーレンの方が良い選択肢だろう。“BBC”は、による失言と考えられる、先週バレンシアでこぼした次のようなコメントを引用した。マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュ「キミは本当に力をつけた。毎週末素晴らしい仕事をしている。ヘイキは常に最高のチームプレイヤーでありチームの財産だが、彼のレースペースは十分だとは言えない」と“BBC”に対し、失言ともとれるコメントをしている。2010年チームメイト交代の可能性について聞かれたルイス・ハミルトンは、上司の指示なのか「ヘイキに満足している」と質問をそらした。キミ・ライコネンは、2002年から2006年までマクラーレンに在籍していた。