キミ・ライコネンのWRC初挑戦はクラッシュで幕を閉じた。しかし、ライコネンは「スポーツの一部」だと語り、WRCデビューが非常に楽しかったとコメントした。ラリー・フィンランド2日目、キミ・ライコネンはエンジンにトラブルを抱えながらも、クラッシュするまで総合15位を走行していた。しかし最終ステージとなるSS19で、ライコネンのアバルト・グランド・プントS2000は溝にハマって横転した。観客がなんとか引っ張りだしたが、競技を続行するにはあまり損傷が酷く、リタイアすることとなった。ライコネンとコ・ドライバーのカイ・リ...
ライコネンは、事故がコーナーへのアプローチで間違ったラインをとってしまったためだと説明した。「その場所はわかっていたけど、ラインがあまりにワイドになってしまった。ワイドにいくつもりだったけど、残念なことに多くの岩があって、それらに当たってクルマは壊れてしまった」「僕たちはエンジンにあまりに問題を抱えていたので、ラリーをフィニッシュできないだろうと思っていたんだ! でも、すごく楽しかったし、誰も怪我をしなかった。ラリーの一部だよ」コ・ドライバーのカイ・リンドストロームは、損傷の範囲が大きいため、日曜日にスーパー・ラリーで復帰することを否定。キミ・ライコネンが成し遂げたことを誇りに思っていると語った。「彼はスピードがあることを証明した。ラリーの前には誰にもはっきりとはわからなかったことだ。ラリーを完走することがここでは肝心なことだが、エンジンの状態が悪いことはわかっていた」「キミは埋め合わせるためにエンジンを酷使していなかった。それが非常にトリッキーなコーナーで間違ったラインに至ってしまった全てだ」