F1カタールGP フリー走行1回目のライブタイミング&Twitch配信。2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリのフリープラクティスが行われる。2025年F1カタールGPのフリー走行1回目(FP1)は、スプリント週末における唯一の練習時間という特性から、通常以上に重要な意味を持つセッションだ。バイク寄りの設計を持つルサイル・サーキットは中高速コーナーが多く、空力負荷とタイヤ摩耗が極めて大きい。
さらに今年は全タイヤセットに「最大25周」の使用上限が課せられており、FP1で無駄な周回を削りつつ“決勝を見据えた実効的なデータ”を確保する必要がある。そのため各チームは、短い時間の中で空力バランスの確認、タイヤの発熱特性、ロングランでの安定性といった要素を優先的に評価するはずだ。また、タイトル争いが佳境に入るこの週末では、ライバル3者──ノリス、ピアストリ、フェルスタッペン──がFP1でどれだけ確かなセットアップ方向を掴めるかが、その後のスプリント予選・スプリント・決勝の全パフォーマンスに直結する。FP1は派手なタイムを狙う場ではなく、むしろ“週末全体の設計図を決める最初で最後の機会”となるため、各チームの走行プランの違い・ロングランの安定性・オンボードでのマシン挙動が最大の見どころとなる。■ 2025年F1カタールGPの見どころタイトル争いは大混戦のまま中東決戦へ2025年シーズンは最終3連戦に突入。ラスベガスの波乱によりポイント差が急接近し、カタールではドライバーズタイトルが決まる可能性がある一方で、状況は一気に読めなくなっている。マクラーレン“W失格”がタイトル戦線を激変ラスベガスGP後、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台がスキッドプレート摩耗の規定違反で失格。冷えた路面・低グリップ・雨の予選など特殊条件が原因とされ、意図的な違反ではないとFIAも説明。これによりトップ3のポイント差が急接近し、カタール最大の議題に。フェルスタッペンは24ポイント差まで接近ラスベガス勝利+マクラーレン失格で、マックス・フェルスタッペンは首位ノリスまで24ポイント差。9月時点では104ポイント差だった状況から大逆転の流れを形成。レッドブルの安定度も復調気配。一方、ノリスは週末で2ポイント以上上回れば王者確定と、条件はまだ有利に残る。今季最後のスプリントが勝負を左右カタールは今季ラストのスプリント週末で、土曜に最大8ポイントを獲得可能。トップ3にとって決定的な差異を生む可能性があるほか、コンストラクターズ争いでもメルセデス・レッドブル・フェラーリ勢の行方を左右する。ハミルトンの“フェラーリ初表彰台”はなるかルイス・ハミルトンはフェラーリ加入初年度ながら、グランプリ表彰台ゼロのまま最終2戦へ。中国スプリント勝利はあるが、本戦の結果が伴わず本人も「最悪のシーズン」と肩を落とす。昨年はカタール&アブダビで好調だったことから、乾燥・高温の中東連戦で巻き返せるかが焦点。25周制限で決勝は“強制2ストップ”へ昨年の極度のタイヤ摩耗を受け、ピレリは今季カタールGPに「1セット最大25周」の走行上限を導入。57周の決勝では最低2回のピットストップが必要になり、タイヤ管理・ピット戦略が勝敗を大きく左右する週末に。■ 2025年 第23戦 カタールGP スケジュール■11月28日(金) フリー走行1:22:30~23:30スプリント予選:26:30~27:150■11月29日(土)スプリント:23:00~00:00予選 :27:00~28:00■11月30日(日)決勝:25:00~※ 日本時間