ポルシェは、WEC世界耐久選手権のトップカテゴリーであるLMP1クラスへの復帰に際し、ワークスチームの公式パートナーとしてシェフラー・グループとフェルティンス・ブルワリーを迎え入れた。さらに、WECのル・マンプロトタイプ(LMP1)には、米国バッテリーメーカーのA123システムズの新しいバッテリーが搭載される。ポルシェのグローバルパートナーであるエクソンモービル(油脂類)とミシュラン(タイヤ)も同様にポルシェ ワークスチームの活動に参入する。
ポルシェのLMP1プロジェクト担当のバイスプレジデント、フリッツ・エンツィンガーは「これらのパートナーは、長年の協力関係や広範な技術交換により、強い一体感を備えています。もちろん、6月に開催されるル・マン24時間は、レースにおける最大の挑戦であるだけでなく、マーケティングの面でもシーズンのハイライトとなります。私達はパートナーとともに、ル・マン24時間に加え7つのWECシリーズすべてのレースで優勝を狙います」とコメント。シェフラー・グループは、エンジン、ギアボックスおよびシャシーテクノロジーと、パワートレーン、ハイブリッドコンポーネントおよびEモビリティーテクノロジーの最適化を提供するサプライヤーとして、ポルシェAGにおいて定評ある長年の開発パートナーとなっている。ポルシェLMP1チームの公式パートナーとしての長期契約が、この関係をいっそう強化することになる。カスタマーロイヤリティープログラムとグローバルコミュニケーション活動が、シェフラー・グループのセンターステージとなり、2台のニューポルシェ919ハイブリッドのリアウイングには、グループのロゴが取り付けられます。ポルシェのワンメイクカップに長年関与してきたC.&A.フェルティンス・ブルワリーは、ポルシェ モータースポーツLMP1チームの2014年公式パートナーとなる。ドイツのメシェデ-グレーヴェンシュタインにおいて、長年の伝統のなかで培われてきたビール醸造所のプレミアムビールが、チームとブランドのおもてなし用に提供される。フェルティンス・ブルワリーは、企業間取引だけでなく、活性化とコミュニケーションに関する活動も計画している。ポルシェは、非常に複雑な919ハイブリッドのエネルギー保存システムの技術開発パートナーとして、A123システムズとの提携を果たした。LMP1チームの専用バッテリーのサプライヤーであるA123システムズは、複雑なハイブリッドシステムの開発に先導的な役割を果たす。