ポルシェが、WECを撤退してF1に参戦する可能性が報じられている。ポルシェは、今月5日(水)に2021年以降のF1エンジンのレギュレーションを検討する会議“パワーユニット ワーキンググループ”にアストンマーティン、コスワースといったメーカーとともに参加している。Auto Motor und Sport は、ポルシェが今後2週間でF1に復帰するべきかどうかを決断すると報道。一方、WECへの今後については不確かであると伝えた。
報道によると、ポルシェは、コンストラクターズとしてF1に参戦する意向はないものの、同じドイツのメーカーであるメルセデスの成功を目指し、ブランドへの影響を確実とするために適切なチームと勝利できるパートナーシップを検討しているという。ポルシェは、今年のル・マン24時間レースで、3年連続、通算19回目の総合優勝を果たしているが、トヨタが自滅したこともあり、競争力に完全には納得していないとされている。ポルシェは、1961年にF1に参戦。翌年には804でダン・ガーニーが勝利を挙げた。1980年代にはマクラーレンのパートナーとしてTAGのブランドを掲げたエンジンを1987年まで供給。1984年から1985年にはニキ・ラウダ、アラン・プロストによってドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得。翌1986年もアラン・プロストがドライバーズタイトル獲得を獲得している。1991年にフットワークにエンジン供給する形でF1復帰するが、予選通過も難しい状況に陥り、フットワークはシーズン後半にコスワークにエンジンを変更。ポルシェはF1を去った。
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