ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、F1チームの70%=7チームが同意すれば、2020年も今年使用した2019年F1タイヤを供給することになると語る。12月3日(火)と4日(水)の2日間にわたり、F1の全10チームがヤス・マリーナ・サーキットで2020年仕様のF1タイヤで走行。テストでは2019年仕様のF1タイヤも用意され、各チームが違いを比較した。
マリオ・イゾラは、一貫性のあるコンディションでの走行量に満足しているが、F1チームからのフィードバックは“複雑”なものだったと認める。「ドライバーは、タイヤやいくつかのコンパウンドに改善が見られたと言っているが、他のいくつかの特性は改善が見られない、また場合よっては新しいタイヤが期待しているレベルで動作してしていないと言っている。そのため、タイヤの実際のパフォーマンスを理解するのはあまり簡単なことではない」とマリオ・イゾラはコメント。「現在のマシンは非常に洗練されている。非常に難しい。タイヤはマシンの重要な部分であり、少し変更するたびにフィーリングと反応は大きく変わる。そのため、じっくりとデータを見て、データをドライバーのフィードバックと交差させる必要がる。それは々の仕事の重要な部分でもある。残りのスポーツとともにどちらが最善のソリューションかを理解していく」“最善のシリューション”とは、2020年仕様のタイヤを選択するか、来年も2019年仕様のコンパウンドを継続するかを意味する。マリオ・イゾラは、どのようにそのプロセスを進めていくかを説明した。「現時点でFIA(国際自動車連盟)は2020年タイヤをホモロゲートしているので、これが来年のプロダクトということになる。テスト後、各チームがFIAにフィードバックを提供しない場合を除き、少なくとも70%のチームが2019年タイヤに留まるとした場合、来年のタイヤは2019年タイヤになる」「2019年のプロダクトは非常に優れているため、我々としては懸念はない。多くのアクションと良いレースが見られたエキサイティングなシーズンだったし、2019年にとどまることを心配はしていない。その場合、ピレリにとって重要なことは、我々とタイヤ開発テストと最終テストを比較して頃なる結果が出た理由を理解することだ。将来にむけて我々のプロセスとシステムを改善させることが重要だ」マリオ・イゾラは、決断を下す期限について「12月9日月曜日だ。あまり多くの時間はない!」と語った。
全文を読む