2019年のF1世界選手権 第14戦 イタリアGPの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。
F1カレンダー屈指の高速サーキットとなるモンツァでは、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。3強チームで最もアグレッシブな選択をしたのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ソフトタイヤを全ドライバーで最多の10セット選択。ハードを1セット、ミディアムを2セットとほぼソフトに振った選択となっている。チームメイトのアレクサンダー・アルボンもソフトを9セットと多めの選択となっている。メルセデスとフェラーリは同じチョイスとなり、ソフトを8セットにして、ドライバーごとにハードとミディアムの数を分けている。チームとしてはレーシングポイントが両方のドライバーにマックス・フェルスタッペンと同じ選択をしており、最もアグレッシブな選択といえる。トロロッソ・ホンダはソフトを9セットとしてドライバー間でハードとミディアムの数を分けている。昨年のF1イタリアGPでは入賞メンバーは全員2ストップ選択を採用している。
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