F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、18インチのF1タイヤは、現在の13インチのタイヤと比較してラップタイムを3秒改善できると考えている。2021年に18インチのF1タイヤがデビューすることになっている。18インチへの拡大によってF1タイヤは市販車用のタイヤにより近いものになり、ピレリはセールスにも大きな影響を与えることになると考えている。
GP2(現F2)は2016年に18インチへの移行に近づいていたが、契約の最終段階で白紙化されている。ピレリのカーレーシング責任者を務めるマリオ・イゾラは、契約が実現していれば、GP2ははるかに速くなっていたと考えている。「3秒くらい速くなると言える。それくらい大きい」とマリオ・イゾラは Motorsport-Total にコメント。だが、18インチへの変更は、F1マシンの主にサスペンションに大きな変更を施す必要があり、新しいタイヤが2021年にどれくらいのインパクトを与えるかを正確に測定することはできない。「正確な見積もりを出すには、どれくらいのダウンフォースがあり、エンジンがどれくらい強力になるかを知る必要がある」とマリオ・イゾラは付け加えた。ウィリアムズの最高技術責任者を務めるパディ・ロウは、18インチタイヤの効果を完全には確信できていないと語る。「公道ではよりファッショナルブルだが、F1ではグリップの低減と重量の増加をもたらすだけだ」とパディ・ロウは語った。関連:F1 | 2021年から18インチタイヤを採用&タイヤブランケットを廃止
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