ピレリは、F1グランプリのためにFIAとともにサーキット・クリーニングデバイスの評価に取り組んでいることを明らかにした。ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、F1ベルギーGP週末でのニコ・ロズベルグとセバスチャン・ベッテルのタイヤ破裂事故を受け、トラック清掃が実施するべきだと示唆していた。
F1ベルギーGPの週末で、ピレリはタイヤに合計63のカットがあったことを明らかにしており、トラックに“異常な量のデブリ”を見つけていた。FIAは、標準的なサーキット・クリーニングについてのアイデアについて、どのような安全性のレコメンドでも検討したいとの意欲を認めていた。「プロセスを定めることが実際には我々の仕事ではないことは想像できると思う」とポール・ヘンベリーはコメント。「だが、FIAと議論したことで、特定のインシデントが起きた際にトラックを清掃するために用いるシステムのようなものを定義する必要があるとの認識があると思っている」「標準化された清掃プロセスのためにそれは世界中で使用されるような器材であるべきだ」「私が知っているのは、それが調査されているいうことであり、導入できるものを進めていけることを期待している」現在、F1のマーシャルは、事故によるデブリやカーボンの破片を清掃するためにほうきを使っている。アメリカやヨーロッパのいくつかの会場では、巨大なファンがついた車両が導入されている。「私が提案しているのはその種のものだ」とポール・ヘンベリーは付け加えた。「おそらくやれることはあると思うし、標準化されたプロセスを提供するのに大きな出費はかからないだろう。事故が起きた際にトラックに送風機のようなものを行かせることができると思う」「いくつかのインシデントは、大量のデブリやクルマの大きな部品がトラックに残る。それが我々がしばらく話していることだ」「公平にみて、FIAはこれらの状況に非常に真剣に取り組んでおり、いくつかのアイデアと提案を調べている」