ピレリは、先週末のF1シンガポールGPでのメルセデスの不可解な低迷についての陰謀説を払いのけるための動きに出た。突然のチャンピオンチームの不調は、パドックに様々な憶測を生んだ。「僕がF1にいるなかで、チームが1つのレースで突然1周につき1.5秒も失うなんて見たことがない」とフェルナンド・アロンソは述べた。
「そのミステリーは解決されないかもしれないけど、それがF1だ」突拍子もない陰謀説として、タイヤ供給元のピレリが、メルセデスだけに硬いタイヤを供給していたという説が浮上した。だが、ピレリは、FIAが複雑な“バーコード”システムにとって運営しており、全てのF1チームの平等が保証されていると述べた。「タイヤが工場を出たら、どのチームに割り当てられるか、いつ使われるかに関しては、FIAが完全に仕切っている」とピレリのモータースポーツ・ダイレクターを務めるポール・ヘンベリーはコメント。「とにかく、全てのチーム間で公平性が保証されている。単独タイヤサプライヤーとしての我々にとって、そこは常に大きなプライオリティだ」もうひとつの説として、メルセデスが信頼性を懸念して、新しいエンジン仕様を“絞っていた”というものがあるが、ルイス・ハミルトンはそれを否定した。「僕は陰謀説を信じていない」とルイス・ハミルトンはコメント。「とにかく、僕たちは技術的ないくつかエリアでもっと良い仕事をする必要がある」エンジン仕様について、ニコ・ロズベルグは「僕たちのアップデートは来年に焦点を当てているし、その進歩には満足している」と述べた。
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