アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年F1カタールGPの決勝を11位で終えた。上位2台にペナルティーが科されたことでフロントロー2番手からのスタートとなったピエール・ガスリーは、ターン1では2番手を守るが、その直後のコーナーでフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に交わされて、3番手にポジションダウン。3周目にはマックス・フェルスタッペンにポジションを譲る。
13周目にピットインしてタイヤを交換したピエール・ガスリーだが、その後はトラフィックの中でなかなか順位を上げられない展開。35周目に2度目のピットストップを行ったが、1ストップ勢を攻略しきれず11位でフィニッシュ。予選での好結果をポイントにつなげることができなかった。「とてもフラストレーションの溜まる一日だ」とピエール・ガスリー。「裕毅も僕もトップ10以内からスタートしたけど、レースを後方で終える形になった。マシンの中では全力を尽くしていたけど、今日の僕たちには速さがなかった」「スタートでもアロンソに前を行かれてしまい、それによりアグレッシブな2ストップ戦略を採ったけど、ペースがよくなかった。今日は上手くいかずに本当に残念だ」「昨日の予選でのインシデントからいくつかのパーツを交換したけど、それが今日のレースペースに影響したのかは分からない。今は理由が分からないので、すべてのことをきちんと分析する必要があると思っている」