アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPのフリー走行2回目にマシンが炎上するトラブルに見舞われたが、パフォーマンスには手応えを感じていると語る。FP1を10番手で終えたピエール・ガスリーは、FP2の冒頭30分間のピレリのタイヤテストを終え、通常のフリー走行での予選、決勝へ向けたセットアップ作業を開始した。
しかし、すぐにピエール・ガスリーのマシン後方から炎が上がってストップし、セッションは赤旗中断となる。ホンダF1は、このトラブルについて炎上箇所の確認とともに原因の特定に取り掛かり、同時にパワーユニット(PU)の損傷度合いについても分析を行っている。「ポルティマオでの初日は順調とは言えなかった」とピエール・ガスリーは語る。「FP1で初めてこのコースを走ったけど、走るのがとても面白いコースで、高低差が楽しませてくれる」「残念ながら、FP2ではトラブルがあってマシンから火が上がってしまったので、原因を分析しなければならない。これによって、ソフトタイヤでの走行時間が取れなかったので、ショートランでの他チームとの比較ができていない」「ここまでパフォーマンスはかなりよさそうに見えるけど、僕としてはマシンに完全に満足できているわけではないので、明日さらに向上できればと思う。予選への準備をしっかりとして、いいスタートポジションを手にするためにも、FP3がスムーズにいくことが重要だ」また、マシンが炎上したトラブルについては「文字通り、マシンをとめる5秒前にステアリングなど電気系のすべてがシャットダウンした」と説明する。「大きな炎が上がり、たくさんのものが燃えてしまった。何が起きたのか分析して理解する必要がある。もちろん理想的な状況ではない。特に初めてのコースでオプション(ソフト)タイヤで走れず、午前中のデータしかないからね」「このようなトラックでは、決して素晴らしいことではない。でも、残念ながら、それが今僕たちが置かれている状況だ。ダニールの走行からできるだけ多くのデータを活用したいと思っている」