ピエール・ガスリーが2021年にアレクサンダー・アルボンに代わってレッドブル・レーシングに戻れないのはチーム内の“数人”と対立しているからだと Sky F1 で解説者を務めるポール・ディ・レスタが示唆している。今季、アレクサンダー・アルボンは、レッドブル・ホンダF1のチームメイトであるマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに予選でも決勝でも匹敵できていない。
先週末のF1アイフェルGPでも予選でマックス・フェルスタッペンに続くことができず、決勝ではオープニングラップでロックアップしたことでタイヤを壊してレース戦略に妥協を強いられ、ダニール・クビアトに接触してフロントウイングにダメージを負わせて5秒ペナルティを科せられ、ラジエーターにデブリが突き刺さってリタイアする前にはピエール・ガスリーとも危うく接触しそうになるなど、冴えないレース週末を過ごした。一方、昨年アルボンに代わって姉妹チームに降格したピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダF1でF1イタリアGPで優勝するなど印象的なシーズンを過ごしており、F1アイフェルGPでも6位入賞。その結果、2021年にレッドブル・ファミリー内で再びドライバー交代があるのではないかとの推測が止むことはない。しかし、Sky F1でのポール・ディ・レスタは、ニコ・ロズベルグの意見交換のなかで、2021年にアレクサンダー・アルボンとピエール・ガスリーの交代はないと語った。「ジュニアプログラムは誰かをステップアップさせて、マックスに十分にハードにプッシュさせようとはしていない」とポール・ディ・レスタは語った。それに対して、ニコ・ロズベルグは「でも、ちょっと待ってポール。最高のシーズンを過ごしているピエール・ガスリーがいるじゃない。君は僕たちがここで得られていないガスリーが来年あのマシンに乗れない理由を何か知ってるの?」と問いかけた。するとポール・ディレスターは「パドックのいろんなところで聞いた噂に過ぎないんだけど・・・」と切り出した。「どういうわけか・・・彼(ガスリー)はレッドブル内の数人に嫌われているみたいなんだ」ニコ・ロズベルグは「例えば? ていうか誰と?」と聞き返すと、「それはチャットで話そう、ニコ」とポール・ディ・レスタはこの話題を終わらせた。二人の元F1ドライバーはそう冷やかしつつも、ピエール・ガスリーはレッドブルF1のシートを得るべきだとの意見で同意する。「おそらく、ガスリーが現在提供しているパフォーマンスを取り入れなければならないだろう」とニコ・ロズベルグは語る。「それ以外では(セルジオ)ペレスがいるけど、同時にそれらのすべてが現時点で望んでいる最も素晴らしい解決策ではない」「彼ら2つの間で選ぶとすれば、僕ならガスリーを選ぶだろう」ポール・ディ・ディレスタもその意見に同意する。「現時点では、ガスリーを選ぶね。正直、彼はそれに値すると思うので、もう一度走らせるべきだ。。彼は十分に自信を取り戻している」
全文を読む