ピエール・ガスリーが、トロロッソ・ホンダ復帰後3戦目となるシンガポールGPへの意気込みを語った。前戦イタリアGPでは、接触事故の影響を受けるという不運もあり、ポイント圏外の11位でフィニッシュしたピエール・ガスリー。だが、ペースには手ごたえを感じており、トロロッソ・ホンダとの作業も前進を果たしていると語る。
「最終結果は僕たちが望んでいたものではなかったけど、全体的にモンツァの週末をいくつかポジティブなことがあった。僕たちは金曜日に強さがあったし、僕たちのパフォーマンスレベルは期待していたよりも良かったといっても過言ではない。日曜日にも良いレースペースがあった。それについては満足しているし、シンガポールは過去2戦を戦ったレーストラックとは完全に異なるけど、ポジティブなマインドで挑むことができる」とピエール・ガスリーはコメント。「モナコと共通部分が多いけど、ストレートが多いストリートサーキットに向けて、僕たちはクルマを最大限のダウンフォース構成に戻している。トロロッソはシンガポールで良い結果を残している。去年は複雑な週末だったのを覚えているけどね。今年はチームとの3回目のレースになる。すでにモンツァでクルマをより快適に感じることができていたし、エンジニアとの仕事についても前進を果たせた。すべてが良くなっているし、正しい場所に収まっているように感じている。このダイナミックな動きを続けて、今週末に良い結果をもたらせることを願っている」「シンガポールで誰もが話す2つのトピックは、暑さとナイトレースだ。かなり厳しいコンディションが間違いなくレースをエキサイティングなものにしている。この何週間は発汗に慣れるためにTシャツやスウェットを何枚も重ね着して、暑いコンディションにド萎えてトレーニングを調整してきた。サウナでも多くの時間を過ごした。乾いた暑さのサウナとスチームのハンマーム(公衆浴場)で過ごして身体は暑さに適応している。そういった意味ではシンガポールに着いたときのためにできる限りの準備はできている。シーズンで最も長くタフなレースでもあるので、そこは不可欠だね」「ラップはコーナーの負荷が大きく、非常に高いペースで走るので、息つく暇もない。でも、僕はそれを気に入っている。リズムに乗らなければならない非常にテクニカルでツイスティなサーキットが大好きだ。レースは極限のコンディションで2時間集中し続ける必要がある。おそらくシーズンで最も難しいレースだけど、最もエキサイティグなレースでもある」