セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)は、2022年 F1シンガポールGP の決勝レースで今季2勝目を挙げた。マリーナ・ベイ市街地コースで行われたシンガポールGP決勝で、セルジオ・ペレスはレースを通じてシャルル・ルクレール(フェラーリ)からのプレッシャーに耐え、レース終了後に5秒加算ペナルティを科されながらも全ラップリードを記録してキャリア通算4勝目を挙げた。
花火が打ち上げられる中、悠々とウイニングランを楽しむセルジオ・ペレスは「僕たちらしい勝ち方だね! メキシコ流さ!」と穏やかに答えた。レースを終えたセルジオ・ペレスは、次のように喜びを語った。「今日のレースは僕のベストパフォーマンスだったと思う。レースをコントロールできた。最後の数周の緊張感はすごかった! マシンの中ではそれほど感じていなかったけれど、マシンを降りるとすごく緊張していたのが分かった。今日は勝つために本当に頑張ったし、全力を尽くした」レース終了後、セルジオ・ペレスはスチュワードルームに向かい、5秒加算ペナルティが決定した。しかし、ペレスは2位ルクレールに対しレース終盤で7.5秒の差を築いていたため優勝が成立し、セレブレーションが本格的に始まった。「自分とチームのためにこの勝利を手にできて本当に嬉しい。僕にとって大きな意味を持つ優勝だ。ここ数戦は表彰台に上がれていなかったけれど、僕は見えないところで努力と向上を続けてきたので、今日のパフォーマンスを心から誇りに思う」とセルジオ・ペレスはコメント。「レースは精神的にタフだったし、ずっと集中を保たなければならなかった。コンディションも極めてトリッキーだった。このような条件でのドライブの難しさは過小評価されている。最終セクターを切り抜けるのは本当に難しかった」「セーフティカーとの間でちょっとしたミスコミュニケーションがあって、ドライバーがかなり速くてついていくのが困難だった場所があった一方、僕が速く走れるのに彼が遅く走っていた場所もあった。ウェット路面でスリックを履き、タイヤ温度をキープするのは難しかった」「チームからペナルティの審議対象になっていると伝えられたあとは、シャルル(ルクレール)に対してなるべく大きなギャップを築くために15周に渡って予選レベルのペースでプッシュした」