セルジオ・ペレスは、レーシング・ポイントF1が2021年に競争力のあるF1パッケージを持っていることを知っているため、チームを離れるのは“少し悔しい”と認める。先週、セルジオ・ペレスは今シーズン限りで7年間所属したチームから離脱することを発表。チームは来年からアストンマーティンF1にブランド変更され、後任として4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが加入する。
レーシング・ポイントF1は、昨年のメルセデスの優勝マシン『W10』をコピーした“ピンクメルセデス”で強力な前半戦を戦い、現在、コンストラクターズ選手権で4位に位置している。波乱となったF1イタリアGPではチームメイトのランス・ストロールが表彰台を獲得している。セルジオ・ペレスは、2019年に3年契約にサインしていたが、解除条項の存在にとってチームを追われることになった。「来年に向けてかなりいい感じの素晴らしいマシンがあることは分かっている。来年、チームは間違いなく今年よりも強くなるだろう」とセルジオ・ペレスはコメント。「その点で良いマシンがあることを分かっていて離れるのは少し痛手だ。でも、将来何が起こるかは決して分からない。F1では物事は一瞬で変わる」「僕たち両方にとってその世界の未来がどうなるか見てみよう」セルジオ・ペレスが来年もF1へ残るための期待は、アルファロメオとハースとの契約に可能性にかかっているようだ。両チームはまだ2021のラインナップを発表していない。F1のマネージングディレクターであるロス・ブラウンは、セルジオ・ペレスがシートを見つけることを願っており、現在30歳のペレスはキャリアのピークに向かっていると主張している。「セルジオは、チームで非常に長い期間を過ごした後、自分自身が移籍することになってしまった」とロス・ブラウン語る。「彼は非常に複雑な感情を持っているに違いない。しかし、彼は非常に速いレーサーであり、今はピークに達している。来年のグリッドでのポジションに値する」「彼が適切なチャンスを見つけて、新しい冒険を始めることができることを願っている」