セルジオ・ペレスは、2021年のアストンマーティンF1のシートをセバスチャン・ベッテルに奪われるとの推測が続いているが、チームと2021年の契約を結んでいると主張。その一方で、すでに他のF1チームからアプローチがあったことを明かした。今週、セバスチャン・ベッテルが、2021年にアストンマーティンF1(現レーシング・ポイント)に移籍するために交渉を行っているとの噂が浮上。ベッテル自身も“緩い話し合い”の場をもったことを認めている。
レーシング・ポイントF1は、2021年もセルジオ・ペレスとランス・ストロールとの契約を結んでいる。特にストロールに関しては父親がチームオーナーであり、アストンマーティンのエグゼクティブディレクターを務めていることからシートは安泰だと考えられているが、セルジオ・ペレスに関しては違約金を支払えば早期に契約を終了する条項が存在すると伝えられている。F1ハンガリーGPの記者会見で今後について質問されたセルジオ・ペレスは「僕が知る限り、僕は契約を結んでいる」と答えた。「このような質問に対する答えは時間だけの問題だ。今後数週間で何が起こるか見てみよう」「でも、僕の観点では、僕はチームと契約を結んでいるし、チームの将来を完全に信じている」セルジオ・ペレスの終了条項の期限は7月31日とも報じられている。レーシング・ポイントF1に残留すると断言できるかと質問されたセルジオ・ペレスは「F1ではレースをするかどうかはスタートするまでわからないけどね。これはそういう状況だ。でも、僕は自分が契約を結んでいることを分かっている」とコメント。噂の直接的な結果として、セルジオ・ペレスは別のF1チームおよび他のカテゴリーのチームからアプローチがあったことを明かした。「その噂が出た週にパドックにいるチームから実際に連絡を受けたことを知っている。名前を言うつもりはないけどね」とセルジオ・ペレスはコメント。「他のカテゴリのチームからもアプローチがあった。かなり驚いたよ。僕たちはここで今後数年間の契約を結んでいるからね。現時点では噂に過ぎない」「それはゲームの一部だ。チームは良い一歩を踏み出した。チームにビッグネームたちが関連付けらえるのはいいことだとは思うけどね。それは、僕たちが良い仕事をしていて、進歩しているという意味だし、チームはそれを誇りに思うべきだ」それに僕はF1に10年間いるので、こういったことには慣れている」一方、チームメイトのランス・ストロールは契約についての詳細は明らかにしなかったが、「ここに留まると決意している」と強調しする。「それはサーカスの一部だと思っている。すべてシリーシーズン、噂などの一部にすぐない。予想されることだ」「それはすべて楽しみの一部だ。ノーマルなことだと思う。とにかく将来、何が起こっていくのか見てみなければならない」一部報道では、セルジオ・ペレスのマネージャーを務めるジュリアン・ジェコビは、すでに2021年のF1シート喪失を考慮にいれて、ハースF1とアルファロメオと交渉を開始したとしている。