レーシング・ポイントF1チームは、Q2でエンジントラブルに見舞われたセルジオ・ペレスのエンジンを“フェーズ3”に乗せ換えるのではなく、新品の“フェーズ2”を搭載することでピットレーンスタートではなく、グリッド降格ペナルティを受けることを選択した。故障したエンジンは“フェーズ2”であり、予選出走後に異なるスペックのエンジンに交換するとパルクフェルメを破ることになり、ピットレーンスタートが義務付けられる。しかし、チームは新品の“フェーズ2”を搭載することでそれを回避し、グリッド降格を受けることを選んだ。
「おそらく19番手からのスタートになるだろう」とレーシングポイントのF1チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーはコメント。「フェルスタッペンが新しいパワーユニットに交換しているので、我々は彼よりも予選を上位で終えているので、彼よりも前でスタートすることになる。19番手からスタートしてどうなるか見てみるつもりだ」先週末のF1ベルギーGPで、セルジオ・ペレスは新品の“フェーズ3”エンジンが故障し、レースの残りの週末とモンツァで古いスペックの2ユニットに戻していた。オトマー・サフナウアーは、戦略的にセルジオ・ペレスのユニットのプールから2番目のフェーズ3エンジンを残ることにアドバンテージを見ている。「フェーズ3で行けば、より多くのパフォーマンスとペナルティのトレードオフになる」とオトマー・サフナウアーは付け加えた。「しかし、そんなことがあってはならないのだが、Q1で脱落したり、Q1で何かが故障して最後にいるなら場合にフェーズ3を導入することができるようになる」