ペンスキー・オートモーティブ・グループが、GMの「サターン」ブランドを買収することが明らかになった。経営再建中のアメリカ大手自動車ネーカーであるゼネラル・モーターズ(GM)は、小型車ブランド「サターン」をインディカーの名門ペンスキー・レーシングのオーナーであるロジャー・ペンスキーが率いるペンスキー・オートモーティブ・グループに売却することを発表した。
「サターンは、情熱的な顧客ペースと傑出したディーラーネットワークを有している」とペンスキーは語る。「約20年にわたり、サターンは顧客を正しく扱うことに重点を置いてきた。我々はその哲学を共有しており、その強みを生かしたい」ペンスキー・オートモーティブ・グループは、製造設備を持たないため、当面はGMに生産を委託する。ペンスキー・レーシングのオーナーとしての印象が強いロジャー・ペンスキーだが、全米2位のディーラー、ペンスキー・オートモーティブ・グループをはじめ、数々のビジネスを展開している。リチャード・ペンスキーは、1961年と1962年にアメリカGPに参戦するなど、F1ドライバーとしても活躍していた。