富士スピードウェイ株式会社は、いよいよ今週10日(金)より開催する「2008FIA F1 世界選手権 フジテレビジョン 日本グランプリ」の開催直前の会場内準備状況を公開した。6月12日に発表した会場内の施設改修である、バス乗降場の舗装化と出入り口の拡幅および歩行者通路となる通称「愛鷹道路」の拡幅、車両動線との歩車分離および歩行者ルートの短縮を目的とした歩道橋の設置、照明・放送設備の増設、F1ビレッジ周辺への常設雨宿りルーフなどについては、9月末に全て工事を完了。
また、昨年問題となった第一コーナーのC席仮設スタンドを含む全ての仮設スタンドも9月中旬には設置が完了し、社員や関係者による事前の現場検証も済ませ、各スタンド席の案内サインが設置されている。大会期間中は各チームやスポンサーのPRブースとなり、また各種イベントが行われるF1ビレッジやスピードウェイプラザを含む計5箇所の特設会場ではブースやテントも設置され、また、会場内各所では各観戦席や各エリアへのルートを案内するサインボードやのぼりなどの設置も進んでいる。また、ピットには各チームのF1カーを含む機材が全て搬入され、スタッフが本番に向けた準備を開始し、大会の雰囲気が徐々に高まっている。加藤裕明 富士スピードウェイ取締役社長いよいよ本番まであと数日となりました。昨年の問題を踏まえ、お客様の安全を第一としたうえで、1.安心で確実な交通アクセス、2.楽しく快適な観戦環境の2点を基本方針にできる限りの対策に取り組んでまいりました。お客様にどう評価されるか、期待と不安で一杯ですが、大会が終了する最後まで、我々関係者一同、気を引き締めて臨みたいと思います。
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