マクラーレンのオスカー・ピアストリが、2025年F1第6戦マイアミGPで見事な逆転優勝を飾り、シーズン4勝目を挙げた。だが、レース後に話題となったのはその走りだけではない。表彰後に披露した“グリディ”ダンスがSNSで注目を集めた。その裏には、アメリカNFLのスター選手ジャスティン・ジェファーソンとの思わぬ「賭け」があったという。
NFLスターとの“公約”を果たしたピアストリレース後、パルクフェルメでマクラーレンクルーと勝利を祝う中、ピアストリが披露したのは、アメリカンフットボール界で有名な“グリディ”ダンスだった。その理由は、ミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー、ジャスティン・ジェファーソンとの間で交わした小さな賭けだった。「見ての通り、あれは“グリディ”のつもりだったけど、出来はひどかったね」とピアストリは笑う。「木曜日にジャスティン・ジェファーソンと会って、その時に『もし勝ったらやってみる』と約束したんだ。昨日の予選後も練習しなかった。必要ないだろうと思っていたから。でも、まさか本当に勝つとはね」“グリディ”とは? TikTokで拡散したバイラルダンス“グリディ”は、NFLで人気のあるセレブレーションダンス。顔の前で両手を揺らしながらステップを踏む特徴的な動きが特徴で、得点後に選手たちが披露することで知られる。ジェファーソンが大学時代に始めたことで注目を集め、現在ではTikTokなどのSNSを通じて世界的に拡散されている。ピアストリはテレビの前でこの公約を果たしたが、「これが最初で最後のグリディになる」と語っており、今後再び披露されることはなさそうだ。この様子を見たジェファーソンは、X(旧Twitter)で「オスカーーー!!行けーー!!」と大きなリアクションを見せている。勝利にも慢心せず、課題と向き合う姿勢今回の勝利により、ピアストリはシーズン4勝目をマーク。チームメイトのランド・ノリスに対して、ドライバーズランキングで16ポイントのリードを築く形となった。しかし、本人は週末の内容に満足しているわけではない。「今日のレース自体は良かったけれど、週末全体としてはベストではなかった。特に予選が悔やまれる。4番手から勝つのは簡単じゃないし、今回は運に恵まれた部分もあったと思う」と振り返る。「レース序盤からマシンのペースが驚くほど良くて、正直チームとしても予想していなかった。もちろん受け入れるけど、毎回こうなるとは限らない。個人としても、チームとしても、まだ改善すべき点はたくさんある」 この投稿をInstagramで見る Oscar Piastri(@oscarpiastri)がシェアした投稿
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