オスカー・ピアストリは、F1ドライバーとしての生活について予想外だったことの1つは、それに伴う名声だったと認めている。オーストラリア人は、日常生活でこれほど頻繁に認識されることに驚いている。ピアストリは、アルピーヌとの争奪戦が大きく報道された後、2023年にマクラーレンの一員としてグリッドデビューを果たした。それ以来、コース上でのパフォーマンスだけでなく、コース外での落ち着いた態度でも多くの人々を感心させている。
23歳のピアストリは、グリッドでの生活にすぐに適応したように見えたが、フォーブスのインタビューで、人々の注目を浴びることに慣れるには時間がかかったと認めた。「メディアとの接し方やスポンサーとの仕事についてアドバイスを受けることはできるが、名声は教わるものではない」とピアストリは説明した。ハンガリーグランプリでF1初勝利を収めたピアストリは、コース外で自分がどれほど頻繁に認識されているかに驚いている。「ガイドブックなどない。コースで認識されるのは当然だ。本当に驚いたのは、コース外での日常生活で、どれほど多くの人々が自分を認識し始めたかということだ」レースウィークの日常に慣れていたピアストリにとって、意外なことではなかったのは、このスポーツのスケジュールだ。ヨーロッパで開催されるグランプリでは、オーストラリア人は木曜日にイベントが始まる前に、月曜日から水曜日までトレーニングを行う。また、マクラーレンの本社でのシミュレーター・セッションにも参加するため、ある程度の柔軟性が必要となる。「シミュレーターのスケジュールにもよるけど」とピアストリは付け加えた。「前週に1回だけということもあれば、前々週に2回以上ということもある。火曜日がシミュレーターの日になることもあるので、月曜日にトレーニングを行い、火曜日にマクラーレンに飛んでシミュレーターを使い、水曜日にさらにトレーニングを行い、その日の夜か木曜の朝にはトラックに到着してコース上でのメディアデーに備えることになる」「オーストラリアやアジアのような場所であれば、タイムゾーンや時差に慣れるため、またその前に中程度のシミュレーションを行うために、おそらく前の週末に飛行機で出かけることになるだろうマクラーレンの好調なシーズン前半を経て、ピアストリは現在、167ポイントでドライバーズ選手権の4位につけている。3位のシャルル・ルクレールとは10ポイント差だ。