オスカー・ピアストリは、マクラーレンF1のレースエンジニアであるトム・スタラードとの関係をまだ築いているところだ。2人はこれまで5回のレースウィークエンドを共に過ごし、さらに2023年のキャンペーンを円滑に進めるためのプレシーズンを過ごしてきた。その結果、2人の関係は順調なスタートを切ったが、まだお互いのことを学んでいる最中だ。
「僕たちはとてもうまく協力してきた」とピアストリは語り始めた。「彼はF1での経験が豊富だし、エリートレベルのスポーツでも多くの経験を持っている」「レースウィークエンドを重ねるにつれて、お互いのスタイルがだんだんわかってきた」「シーズン前に、同じ言語を話し、同じ波長で仕事ができるようにするために、多くの作業を行った」「そこに関しては、とても良い仕事ができたと思う。予選や決勝に挑むまでは、お互いのことがわからないこともあるが、本当に良かったと思う。「不満はない。ほんの小さなことに関して変更できることはあるけど、全体としてトムと一緒に仕事をするのはとてもいいことだ」エリートレベルの経験スタラードは元ボート選手で、2008年の北京オリンピックではイギリス代表として銀メダルを獲得した。中国から帰国後すぐに、彼はレースエンジニアとしてマクラーレンF1に入社し、ジェンソン・バトン、ストフェル・バンドーン、カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、そして、現在はピアストリと協力している。ピアストリは、F1参戦後の5レースでポジティブな印象を与え、年齢以上に成熟した方法でレースウィークエンドを構築。チームメイトのランド・ノリスとの相性の良さも証明した。マイアミでは、ブレーキバイワイヤーの不具合に見舞われ、レースの大半でペースが落ちてしまったが、チーム代表のアンドレア・ステラを唸らせる走りでチェッカーフラッグを受けた。開幕5戦のうち、4戦がストリートサーキットで行われたが、来週末のモナコGPではエミリア・ロマーニャGPのキャンセルにより、6戦中5戦となる。