ニック・デ・フリースは、富士スピードウェイで自身初のスーパーフォーミュラのポイントフィニッシュを逃した原因は、接触に関するルールを「日本特有」に解釈した結果だと考えている。元F1ドライバーのデ・フリースは、今シーズン3度目で最後のインパルの代役として、グリッドポジションから9つ上げて8位でフィニッシュした。
しかし、41周中の32周目で9位を争っている際にターン1で山下健太と接触したとして5秒のペナルティが課せられ、最終結果では11位に後退した。これは土曜日の開幕レースと同じ結果で、 Kondo Racing’の山下を抜いて10位でポイントを獲得するにはコンマ2秒及ばなかった。デ・ブリースは、自身のパフォーマンスには満足しているものの、山下とのバトルにおける自身の出来事とスチュワードの解釈の違いを指摘し、この動きは日本以外のカテゴリーでは合法とみなされるだろうと感じている。「この(ペナルティの)決定は非常に国内特有のものであり、コーナーから100メートル離れた場所から見ている人々によって下されたもので、僕の見解とは異なる」とデ・ブリーズは語った。「映像を見れば明らかなように、僕はコーナーのエイペックスで山下選手よりほぼ半車身ほど前に出ていた。僕は通常のラインを走っていたので、最適なポイントで加速していた。トラック上すべてを使わなければならないので、後退する余地はなかった」「彼は遅れを取り戻そうと加速したが、実際にはないギャップを狙っていた。僕は最大限にロックしていたが、彼は外から来て僕にぶつかった」「チームにとっては厳しいシーズンだったし、当然の結果だ。僕はただチームに申し訳ないと思っている」デ・フリースは、スーパーフォーミュラが今後、ホイール・トゥ・ホイールの戦いを規定するルールをより国際的なアプローチで採用することを期待していると付け加えた。「スーパーフォーミュラについてどう思うか、また、F2やF1とより関連性を高めるにはどうすればよいか、と聞かれることがあるが、僕はこのシリーズを賞賛している。なぜなら、車もレースも素晴らしいからだ」「しかし、国際レースとは何の関係もないこのルールはある意味で僕には理解できない」デ・フリースは、10コーナーで発生した2周目の木村伊織と三宅淳詞の接触事故に巻き込まれたが、ポイント圏内まで挽回したことは特筆に値する。この事故により、デ・フリースはフロントウイングの交換を余儀なくされピットインしたが、セーフティカーが導入されたため、最後尾からレースに復帰することができた。国本雄資がターン1で大嶋和也をスピンさせた後、セーフティカーが導入され、デ・ブリーズがピットインして順位を上げた。「最初のスティントではペースが非常に良かった」とデ・ブリースは振り返る。「接触の後、ほぼ毎周のように車を追い越していたし、とにかく順位を上げていた。そして2度目のセーフティカーが我々にとって有利に働いた」「実際、最初の周回では、僕はすでに岩佐(歩夢)の前を走っていた。フロントウイングの交換で失ったほとんどのポジションは、2回目のピットストップの前に取り戻していた。僕は(小林)可夢偉の後ろ、岩佐はそのすぐ前という位置でコースに戻った」トヨタのジュニアドライバーである平良響は、今シーズン序盤にフォーミュラ2チャンピオンのテオ・プルシェールとレクサスIMSAのレギュラーであるベン・バーニコートがドライブした#19インパルを、来月の鈴鹿でのシーズン最終戦でドライブする。平は、7月にスーパーフォーミュラが富士を訪れた際に、同車に今年唯一のポイントフィニッシュをもたらし、9位でフィニッシュした。
全文を読む