ニック・デ・フリースは、2023年にスクーデリア・アルファタウリでF1にフル参戦する準備を進めており、特にフィジカル面ではマックス・フェルスタッペンなどの体格のいいドライバーよりも身体を鍛える必要があると語る。ニック・デ・フリースは、F1イタリアGPでのウィリアムズでのF1デビューで印象的な成功を収めた後、2023年にスクーデリア・アルファタウリのレギュラードライバーの座を射止めた。
しかし、完全なF1フルシーズンにはまだやるべきことがいくつかある。F1デビュー戦を終えたニック・デ・フリースは、腕が上がらなくなって自力で車を降りることができず、メカニックに助けを求めた。ニック・デ・フリースは、ウィリアムズのF1マシンのシートポジションが適切ではなかったことが原因ではないと語った。「もちろん、F1シートはソファではないからね(笑)」とニック・デ・フリースは De Telegraafのインタビューで語った。「完全に快適になることは決してない。長い間ステアリングを握っていると、常に何かに悩まされる。でも、全般的に車の中で快適だった」ニック・デ・フリースは、この冬、フィットネスと筋力強化に取り組んでいる。だが、彼がより身長が低く軽量なF1ドライバーの1人であるという事実によってハードルは高くなっていると説明する。「F1のスピードとパワーは非常に高く、他のクラスとは比べものにならない。近年、僕はF2を運転していたわけではない。初心者レベルのクラスから直接F1にステップアップするようなものだ。ランナーを見れば、自分自身がエンジンだ。僕たちにとっては車がそれだし、絶対的な価値が必要だ」「僕は身長168センチ、体重58キログラムだ。一般的には非常に強いかもしれないけど、実際には、体重が80キロくらいの人と同じレベルに到達できなければならない。だから、マックスのようなドライバーよりももっとフィジカル的に強い必要がある。小柄な身体でそういった人たちと同じ肺活量を得る必要がある」