日産は、今シーズンのフォーミュラEのレースカーに日産の最新かつ最も有名なEVのロードカーにちなんで23号車を「日産アリア」、22号車を「日産リーフ」と名付けた。日産は、チームランキング2位を獲得した昨シーズンに続き、ABB FIAフォーミュラE世界選手権(シーズン7)に参戦する。参戦3年目を迎えるシーズン7は、2月26日にサウジアラビアのディルイーヤで開幕する予定となっている。
日産は電気自動車(EV)によるモータースポーツを通じて、ゼロ・エミッションのEVが持つワクワクや楽しさを世界中の方に伝えたいと考えている。高性能EVであるフォーミュラEは、EVの普及を目指す日産にとって、とても重要な取り組みの一つとなっている。グローバルモータースポーツダイレクターのトマソ ヴォルペは「3年連続でフォーミュラEに参戦し、私たちの技術とパフォーマンス、そしてEVを運転することの楽しさをお見せできることを楽しみにしています。昨年は大変いい結果を残すことが出来ました。シーズン7ではタイトル争いの有力候補になりたいと思っています」そしてトマソ ヴォルペはこう続けます。「日産は古くからEVを開発し続けてきました。EV開発がDNAの一部となっている日産にとって、メーカーやお客さまからの注目が高まっているこのような素晴らしいEVレースシリーズに参戦することは当然のことであり、その姿をお客さまにお見せできることを誇りに感じています」と語った。日産e.damsフォーミュラEチームの監督は、オリビエ・ドリオとグレゴリー・ドリオが務めます。そしてチームドライバーとして3シーズン目を迎えるセバスチャン・ブエミは引き続き23号車を、チームメイトのオリバー・ローランドは22号車をドライブする日産e.damsのパートナーであるシェル、リシャール・ミル、LEMO、CFIに加えて、今シーズンよりデュポンが新しいパートナーに加わった。デュポン・セイフティ社のグローバル・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのジョン・リチャードは「ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、最先端の技術を使い高効率な電動パワートレイン技術を磨き上げる絶好の場であるとともに、チームのパフォーマンスと安全性を披露する素晴らしい機会です」と述べた。また、デュポンのアドバンストソリューション担当バイスプレジデントであるティナ・ウーは「デュポンは、安全性、軽量化、持続可能性、効率性を中心としたソリューションを提供することで、OEMやサプライヤーと共に様々な分野において自動車の進化に貢献できると考えています。日産e.damsとの技術提携は、成長を続ける電気自動車市場が必要とするイノベーションと技術的進歩を継続的に開発することを可能とし、そして乗用車向けのソリューションをいち早く実現することに貢献することでしょう」と述べた。
全文を読む