ニキータ・マゼピンは、F1キャリアのここまでのスタートを「4点」と評価。それが5点満点、10点満点、100点満点のどれかは不明だが・・・。F2時代から“悪童”として名を馳せたニキータ・マゼピンは、ハースF1との契約発表直後にソーシャルメディアにセクハラ動画を公開して大炎上。悪いイメージをさらに強化してF1に到着した。
これまでニキータ・マゼピンへの反応はそれほど深刻なものではないが、コース上の様々な疑わしい動きにライバルは不満を抱えている。チームメイトのミック・シューマッハもその一人だ。F1アゼルバイジャンGPの残り2周のスプリントレースで、ミック・シューマッハに危険な幅寄せをして抜かれたニキータ・マゼピンだが、これまでのベストリザルトとなる14位でレースを終えた。今シーズンの自分のパフォーマンスを評価するよう求められたニキータ・マゼピンは、わずか3コーナーだけで単独クラッシュをしたデビュー戦のF1バーレーンGPでの酷いスタートからかなり改善されたと自信を示す。「バーレーンの後で尋ねられたら、自分自身に非常に低いスコアをつけていただろう」とニキータ・マゼピンは sports.ru に語った。「でも、過去のレースを注意深く分析した後、最初の3レースでかなり悪い結果とスピンの理由はマシン自体だった。その後なら、おそらく自分自身に4をつけるだろう」実際、ハースF1は開幕前から2022年の新世代F1マシンの開発に焦点を当てており、今季マシンはまったく開発をしていない。そのため、経験不足の二人のルーキーは、フィールドの後方でレースをすることをあらかじめ知った上でシーズンに入った。ニキータ・マゼピンは、F2の初年度である2019年に失望に対処することを学び、次のシーズンにハイテックGPに加わったときに結果を大幅にアップグレードできたと語る。「2019年シーズンの前は、結果が出ないことに対して精神的に準備ができていなかった」とニキータ・マゼピンは語った。「いつでも良く見せたいと思っていたし、機能させたいと思っていた。でも、残念ながら、レースやその他の生活分野では、必ずしも希望するレベルの結果が得られるとは限らない」「もちろん、今年は簡単ではない。F1のプレッシャーは他のシリーズとは比較にならないほどだ。でも、僕はそれに正しく、そして尊厳をもって対応できていると思う」