F1公式サイトが、2018年F1プレシーズンテストの数値をまとめた動画を公開した。8日間にわたってスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで実際された2018年のプレシーズンテスト。前半4日間は低い気温に見舞われ、1日は降雪によって事実上1日削られるカタチとなり、事実上7日間の合同テストとなった。
それでも各チームは前年と同等の走行距離を走破。メルセデスは全チームで最多となる合計で1040周を走行。一度もハイパーソフトを使用せずにレースシミュレーションを実施。重い燃料でも安定して1分19秒台を記録している。ライバルのフェラーリは、セバスチャン・ベッテルが、昨年のプレシーズンテストでのベストタイム(1分18秒634)を1秒以上上回る1分17秒182を記録して非公式ながらトラックレコードを更新。2番手にも0.39秒差でチームメイトのキミ・ライコネンが続き、フェラーリがタイムシートの上位2つを独占してテストを終えている。トップ3の一角であるレッドブルもダニエル・リカルドは1分18秒047を記録。メルセデスと同様にロングランを精力的に行っており、開幕戦までのアップデートでどこまでタイムを縮めてくるかは未知数だ。コンストラクターズ4位を賭けた争いはさらに激化。ハースのケビン・マグヌッセンがスーパーソフトで好タイムを記録しており、ダークホースとして浮上。昨シーズン後半に大幅に改善をみせたルノーもさらに前進を果たしている。フォース・インディア、ウィリアムズはタイムや走行距離は地味ではあるものの、中団での戦いに絡んでくるのは間違いないだろう。注目はエンジンを交換することになったトロロッソとマクラーレン。トロロッソ・ホンダは、全チームで3番目に多い822周を走破。8日間のテストでホンダの2018年F1パワーユニット『RA618H』は高い信頼性を示し、後半4日間は1台のパワーユニットで498周を走行している。対照的にマクラーレンは多発。全チームで最少の599周しか走行できなかったが、最終日にフェルナンド・アロンソが全体の3番手タイムとなる1分17秒784を記録。フェラーリ以外では唯一の1分17秒台を記録し、ポテンシャルを垣間見せている。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "hkYnNvZTE61Hv4_LGT7rsu1b-JwcVZst");});関連:2018年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール